いろいろ野暮用が重なってしまいまして、更新が遅れました。
さて、ストレス反応についての二回目です。前回は自分のストレス反応を客観的に見る方法として、反応を四つのパーツに分解して書き出してみる方法を提案しました。
具体的には、下記のようなやり方になります。
○ストレッサーは何か
自分がストレスを感じる出来事や変化を書き出します。
次に、
①考えやイメージ。ストレスを受けてとき頭に浮かんだこと、考えたことを書き出します。
②気分や感情。ストレスを受けたときに感じた気分や起こった感情を書き出します。
③ストレスを受けたときの身体の状態を書き出します。
④ストレスを受けたときに、どんな行動に及んだかを書き出します。
これだけではぴんとこないと思いますので、具体例で説明します。
ここではストレッサーを、
『通りすがりに、知らない人から舌打ちされた』としましょう。
結構ありますよね。わたしは良く態度がでかいと言われていますので、通行人から顰蹙を買うのはしょっちゅうです。←直せよ(笑)
まずA君です。次のようになりました。
①何か悪いことしちゃったかな? 怒られるかも・・・
②不安感、恐怖感。
③びくっとした。動悸、胃が痛い
④目を伏せて、急いでその場を離れた。
次にB君です。
①何だよ、バカにしやがって!
②怒り、屈辱感、
③イラっとする、動悸、顔が赤くなる
④振り返り、相手を睨み返す。
と、なりました。
同じストレッサーでもずいぶん反応が違いますよね。
これを見る限り、A君は控えめで、内気、自罰的な傾向が強く感じられるのに対し、B君は反対に強気で外交的、他罰的傾向が顕著に現れています。他にもいろんな見方が出来るでしょう。
是非あなたもやってみてくださいね。