"ワンパターン"であれ! | 神経質逍遥(神経質礼賛ブログ)

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何のとりえもない平凡で臆病者の神経質者が語る森田的生き方ブログです。

チーフから伺った話しの続きになります。チーフは若いころ、頻繁にストリートナンパをしていたそうで、そのあたりの話しを詳しく伺いました。

いくつか具体的なテクニックも伝授されたのですが、ここでは触れないことにします(笑)。

・・・いや、ひとつだけ紹介することにしましょうか。

 

読者の皆さんはナンパの経験はありますでしょうか? 唯でさえ異性におモテになる皆様ですから、おそらくないでしょうね。私はありますよ。

そのとき心がけていたのが、『相手のタイプや出方によって、柔軟に対応を変えていく』と言うものでした。勿論このやり方が間違いと言うのではありません。

 

間違いではないのですが、非常に疲れます。神経を使います。よって多くの女性に声をかけられなくなります。これはナンパ師にとって致命的であります。

チーフによりますと、ナンパは常に異なる女性に声をかけるわけですから、いつもワンパターンの対応で良いのだそうです。

 

 

いちいち相手のタイプに合わせてやり方を変えていくのは(勿論それが出来れば一番いいのですが)、初心者にはとてもしんどいものです。だから無理をせずに、ワンパターンの口上を、機械的に繰り返せばよいのだそうです。むしろどんなに異なった相手に対しても、同じトーク、同じトーンで対応できるようになるのがベストなんだそうですよ。

 

"ワンパターン"と言うから語弊があるのであって、ルーティンと言い換えればよいのです。ルーティンになっている動作や行動は、私達に余裕と安心感を与えてくれます。

五郎丸選手が合掌ポーズを取るのも、イチロー選手がバッターボックスでおなじみの動作をするのも、ルーティン動作をすることで、自分を落ち着かせていると思われるのであります。

 

ナンパはとても神経を使います。だからそれ以外のところでおなじみの動作をすることで安心感を培っておけば、落ち着いて対応できるため、成功率もアップするのだそうですよ。

森田療法では、日常茶飯事を大切にせよと教えていますが、それと通底するものがありそうですね。