簡単な文章を作成するときに、テキスト文で編集しています。Windowsには、「メモ帳」というアプリが付いていますが、いろいろと制約が強くて使い辛い。そこで、割とメジャーな「サクラエディター」というアプリを使っています。今日、とんでもない分かり辛い事態に陥りました。原因も判明しましたので、解説したいと思います。
インターネット検索で出てくる情報のみでは解決しにくい情報です。
まず、こういうテキストがトラブルの元です。勿論、実際は普通の文章のテキストで起きたのですが。分かりやすい様にシンプルに作成したものです。
このテキストを保存して開こうとすると出てくる画面です。「このファイルを文字コードUTF-8で開こうとしていますが、前回は別の文字コードSJISで開かれています。前回と同じ文字コードを使いますか?」と聞いてきています。前回、開いたわけではないのですが。この文章で嵌まります。
サクラエディターが出した画面の「このファイルを文字コードUTF-8で開こうとしています」をそのまま実行した画面です。UTF-8というコードで開いた事が分かります。ご覧の通りに文字化けを起こしています。
「前回と同じ文字コードを使いますか」を選択すると、正しくS-JISで開きます。この方法で、問題解決に見えますが。毎回、アラート画面を表示するから迷惑する。
まず、この機能は、サクラエディターが開くべきファイルの種類を見分けて開く機能があります。インターネットの検索で出てくるのは、「種類を見分ける機能を無効化する」というもの。余り意味がないので無視します。
次に出てくるのは履歴。サクラエディターは、編集の履歴を保存しています。だから、その履歴を消せば収まると。試してみたのですが。履歴を消してもまた同様な出てくる。もっともらしい原因なのですが、不思議です。
もう少し調べると、サクラエディターは、文章を解析して、ファイルの種類を見分ける機能が有ると分かりました。つまり、テキストに記載の「<meta charset=utf-8 />」の"utf-8"を見て、S-JISのファイルをUTF-8として開こうとしていたのです。
試しに"utf-8"の文字を消すと、問題なくS-JISで開くようになりました。
要約するとこうです。サクラエディターは、utf-8の文字を見て、UTF-8で開こうとしている。しかし、アラート画面に前回は別の文字コードSJISで開かれていますと書くからユーザーは混乱する。
かなり技術的に話題ですみません。でも、インターネット検索ではストレートに出て来ない重要な情報だと思って報告しています。