ある日のお昼下がり。
テレビを見ながら、ソファでうとうと。
イラスト:マチノマチさんによるイラストAC
どのぐらい経った頃だろう。
玄関先からコツコツと音が。
お隣さんかな、と
そのあと
カチャッ
という音が。
うん?
住んでいるのはマンションだが、お隣さんのドアの音はリビングまで聞こえないはず。
帰ってきたのか?
そして、
耳元で男性の声で何やら囁く。
起きたくても瞼が重たくて目が開かない。
眠りの途中なのか、起きたくても体が起き上がらないし、瞼が重い。
か、金縛り?
誰もいないリビング…
あれは一体なんだったんだ?
翌日、病院に行くため電車に乗っていた。
何気に携帯を見たら、電話のアイコンに🔵通知が付いている。
確認をするためにショートメールを開く。
昨日の日付でお義母さんから留守電が入っていた。
時間を確認をしたら、ちょうど金縛りにあった時間…
あぁ、気づくのが遅すぎたぁ。
さすがに寝ていたとは言えなかった。
再见!
実家にいるときは、かなりの頻度で金縛りにあっていたが、金縛りのほとんどは【睡眠麻痺】症状。
この症状、学生時代から結婚するまであって、月4〜5回。金縛りの前には、いつもではないが、耳鳴りがしてからかかることが多い。
社会人十何年ぐらい経ったときに、【睡眠麻痺】症状だと教えてもらった。
今回もこの【睡眠麻痺】症状のようだ。
ただ1回だけ、不可解なことがあって、妹も同時に金縛りにあい、縁側のガラスがガタガタという音がした。
2階に寝ていた母に確認をしたらその日は、
地震はなかったと話す。