味噌マヨ汁 | Nothingness of Sealed Fibs

Nothingness of Sealed Fibs

見た映画、読んだ本、その他もろもろについて考えたことを書きとめてあります。

たまたま先日いった牛丼屋さんで、朝の朝食セットの割引券をもらっていた僕は、

めずらしく朝から牛丼屋さんに入っていた。


頼んだのは「納豆ハムエッグ定食」。

ごはん、のり、納豆、ハムエッグ、きゃぺつ、味噌汁で、400円という内容である。


この定食には、きゃべつ用のマヨネーズがついてくる。このマヨネーズが面白い。

親指と人差し指で入れ物をつまむと、中から「にょろにょろ」とマヨがひねり出されるのだ。


朝、窓際の席に座った僕は、まだ頭がぼーーっとした状態で、

窓の外を勢いよく通り過ぎていく自動車の急ぎっぷりをみつめながら、

マヨネーズの入れ物を、いつものように右手の指でつまんでいた。


あれ・・・?

ふと急に、「僕は、なにか、とてつもなくまちがっている」という気分になった。

なぜだかはわからない。天からのお告げだろうか。とにかく、ものすごくそういう気がした。


とりあえず、マヨネーズの入れ物をつまんでいる指先をじっとみてみた。

わがくらし、らくにならざり・・・?

いやいや、そうではなかった。


Nothingness of Sealed Fibs-マヨ汁

マヨネーズの落下地点が、激しく間違っていた。


これがもし、被災地へむけた空からの救援物資だったら、えらいことである。

救援物資がすべて、被災地に届かないことになってしまう。


しかし、幸いにして、今回の被災地では、味噌とマヨがけんかすることもなく、

意外に、仲良くやっていた。塩っぽいマヨネーズは、おもったよりおいしかった。


僕は、外見を全く変えずに、ひとしきり心の中で笑い転げていた。

まわりの人に、この事態を感づかれるわけにはいかない。


いつも以上に、ゆっくりと味噌汁を堪能した僕は、まったく周りに悟られることなく、

平然とお勘定をすませて、牛丼屋さんから出た。


自動車はあいかわらずびゅんびゅんとばしていたが、

僕のほうは、だいぶ失速気味だった。残念だが、いたしかたない。


失速する僕を尻目に、空は、これでもか!と、ものすごい曇りを見せつけていた。