君は君
ぼくではない
ぼくではない君を
ぼくは好きになったから
ぼくはぼくの言葉を君におくる
ぼくはぼくの歌を君におくる
でも言葉や歌はぼくの一部にすぎないから
ぼくそのものではない
なんでだろう
神様は
ぼくそのものを君におくることが
できないようにした
だからぼくは
いつでも君に
ちょっとだけ届かない
だからといって
いつも向き合って
ずっと見つめ合って
たしかめようとすると
そのちょっとの深淵が
無限になる
そんなわけで
たとえばふたりで
背中合わせに座ってみて
たまに肘鉄したり
振り向いたひょうしに
おでこぶつけたり
そんなたしかめかたは
どうかな?
なんつって