4月6日に開幕しました2019年度春季リーグ戦は、5月11日を持ちまして無事終了いたしました。和歌山大学は8勝5敗勝ち点3で2位という結果に終わりました。まず初めに、リーグ戦開催にご尽力いただいた関係者の皆様有難うございました。また、球場に足を運んでいただき、多くの声援を送っていただいた御父母、OB・OGの皆様有難うございました。
リーグ戦連覇、日本一を目標に臨んだリーグ戦でしたが結果は2位という非常に悔しい形で終えることとなりました。今リーグは第1節、第2節を両節とも1勝2敗で落とすという苦しいスタートになりました。しかし、2勝5敗から6連勝を収め何とか2位まで浮上しました。全日程終了時点で他チームの結果次第では優勝決定戦というところでしたが、結果的にはそこまでいかせてもらうこともできませんでした。今リーグは、1点差ゲームが7試合、またタイブレークまでもつれ込んだ試合が4試合とほぼ全試合が僅差のゲームでした。結果的に優勝を逃したのも僅差、これは今のチームに対するメッセージだと私はとらえています。勝負所での1本、1つの判断に甘さがあったから競り勝つことができなかった、詰め切れずにリーグに臨んでしまったことを大きく反省しています。
バント1つ、投手の1球、その1プレーが勝敗を分ける。例え練習でできても、リーグ戦のここ1番でできなければ意味がありません。部員87人全員が日々の練習を本番の気持ちで取り組めるか。そこに少しでも甘えや緩みがあればまた春と同じ結果に終わってしまいます。“鬼手仏心”という言葉のように、チームのことを本気で思い、この仲間と本気で勝ちたいと思うからこそ、時には鬼になり厳しい言葉発することも必要になります。悔しい結果となったリーグ戦の経験を全員が常に意識し、光らせる。厳しい練習を積み重ねることはもちろん、日常生活から常に野球に向き合い続けることが、秋の優勝、そして神宮に繋がると信じ、チーム全員で前に進んでいきたいと思います。
しかし、1敗も許されない状況から6連勝することができたことはチームにとって貴重な成功体験だったと思います。苦しい中で持ち直すことができたのは、1人1人が自分にできることを考え実行し続けたからです。分析班の選手や13試合全てで声を枯らして応援してくれた選手、運営面で支えてくれているスタッフ。試合には出なくともチームの勝利を最優先に行動してくれる姿は、この春卒業された先輩方が常々おっしゃっていた『置かれた場所で咲く』という言葉通り、和歌山大学硬式野球部の部員としてあるべき姿であり、受け継いでいくべき良き伝統だと思います。そして、そのような高い人間力を備えた集団であるからこそ、“考える野球”がより成長し日本一への道は開けてくるのだと思います。
8月31日の秋季リーグ戦開幕まで約3か月。秋の明治神宮大会初出場、日本一という新たなステージに向け私たちにしか歩めない道を歩んで行きます。より一層強いチーム、良いチームになって、最後にはチームメイトや応援していただいている皆様と共に喜びを分かち合えるように日々努力して参ります。今後とも変わらぬご支援ご声援のほどよろしくお願い申し上げます。
4回生 主将 吉野友章
【お知らせ】
ホームページのゲームスコアにて、2019年度春季リーグ戦の全試合のスコアを、ギャラリーにて写真を掲載させて頂いております!
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