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中国の鬼才 「竇唯」

さて、今日は僕が一番好きな中国のアーティスト(ミュージシャン)を紹介します。



竇唯 (dou wei)

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昔は痩せていて長髪だったんですが、今では太って丸坊主です。(笑

90年代の中国ロックシーンでは崔健の次に重要な存在。もともと精神病看護学科に通っていたこともあり、人間の心理活動や潜在意識、社会問題を独特なアングルから捕らえるのが特徴。また定評のあるヴォーカルに加え、フェイ・ウォンのアルバムに曲を提供したり、日本での武道館ライブにもドラマーとして来日している。

近年はヴォーカル活動から音楽のみでの作品表現にシフトしたため、殆どのファンがそれにはついていけず、孤独な作品活動を続行中。



ロックバンド「黒豹」で大ヒットし、中国の歌姫「王菲(フェイ・ウォン)」と結婚するなど、
華やかなイメージがあった彼ですが、90年代後半あたりから徐々に音楽性が変化して、ダークな音楽ばかり作るようになりました。


中国の音楽事情を語りだすとすごく長くなるので割愛しますが、
彼が今作っているような音楽は中国市場では全く相手にされない類いの音楽です。

多分もともとやりたい音楽があったのでしょうが、ある時期を境にどんどん内向的で他人を受け付けないような音楽ばかりを作るようになってしまいました。




僕の友達は、彼の話をすると口を揃えてこういいます。

「竇唯は鬼才。でも今は破綻してるよ(笑」



今の彼の活動は詳しくしらないのですが、僕が彼のアルバムの中で一番好きなのが
「山河水」というアルバムです。
(ちょうど破綻しかける寸前のいい感じの崩れぐあいが好きなんです)笑

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中国の音楽シーンでは、後にも先にも彼みたいなアーティストは二度と出てこないと思います。

古い楽曲ばかりですが、興味のある方は是非聞いてみて下さい。