かえす |  やさしい世界のつくりかた

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くう・ねる・○○○




○に入る文字はなあに?


正解は・・・こちら (※注:心臓の弱い方は覚悟してね)




先日、この「くう・ねる・のぐそ」の著者、

伊沢正名さんのお話を聞いてきた。

この本を読んでから

ぜひ直接会いたいなーと思っていた。



彼は40年前から野外で用を足している。

しかも大きい方だよ。



はっきりいえば「外でうんこしている」のだ。

言い換えれば「のぐそ」しているのだ。

(繰り返しすぎ?)

しかも崇高な志を持って。

大真面目に。



ボクたちは毎日食べている。

他の生き物の命をいただいてる。

「いただきます」は「命をいただきます」ってこと。

よく言われるよね。



自然からたくさんのものをもらっておきながら、

自然に何ひとつ返していない。

ボクらにできるせめてものお返しがうんこなのだ

と彼は言う。



まだまだ続くよ。

うんこトーク。

大丈夫かな・・?



植物でいうと

このうんこにあたるのが

「酸素」になる。



植物たちは光合成で、

「二酸化炭素」と「水」を材料に「糖類」を作る。



その過程でできるあまりが「酸素」だ。

つまり植物にとって酸素は「排泄物(うんこ)」なのだ



その排泄物である酸素を

動物が取り入れて生きる。



動物が植物を食べて

糞をする。

糞や死体をさまざまな虫、

菌類などが食べて排泄する。



「分解者」って習ったよね。

植物が取り込める形まで

分解する。



また植物がそれを栄養にする。

そして動物の排出した二酸化炭素を使って、

生きる。



うんこや死体は他の生物にとってのごちそうなのだ。

そこに命の循環がある。



うんこは命をかえすということなのだ。



彼は、水洗トイレが断ち切ってしまっている

この循環の大切さを

「のぐそ」と言う形で訴えている。



彼ののぐそ連続記録は

12年以上と聞いている。

遠征でホテルに泊まっていようとも、

できる場所を探して、

山に登ったりしてまで

のぐそする。



そこまでするか?

尊敬で涙が出るわ。



しかも紙は使わず、

葉っぱで拭く。

最近の紙は薬品が使われていて

土に還りにくいのだ。


拭き心地のいい葉っぱは

何と言っても「フキ」。

フキという名前は、

お尻をフクからフキっていう説あるよ。



彼は、本来の自然の循環を

つくっていこうする

真のエコ体現者なのだ。



常識に真っ向から立ち向かう

現代のガリレオなのだ

・・と本人が言っていた(笑)。

もちろんボクもそう思ってるよ。



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ところでそのお話し会で

「糞」

という漢字の成り立ちを聞いた。



分解してみると

「米」と「異」からできている。

米を食べて、異なるものとして出される・・・

からではないらしい。




さらに「米」「田」「共」に分解する。

「米と共に田に入れるもの」なのだ。



つまり下肥のことだ。

肥料として稲の栄養になるのは

もちろんだが、

稲が病気になったとき、

下肥を撒いていたそうだ。



すると稲が元気になって

病気がなおるそうだ。


「糞」=「元気」




また「糞」の字は「まり」と読まれていたらしい。


北風に糞(まり)落し行く荷馬かな


という歌もある。

おまるの「まる」と一緒だね。

「まる」=「排泄する」という意味。


「糞」=「まる」




「牛若丸」とか男の子の名前に「丸」とつけるのは、

「元気で育ってほしい」

の願いを込めたからなんだって!



臨海丸とか船の名に「丸」とつけるのも

「元気で帰ってきてほしい」

の願いが込められている。




つまり


「糞」=「丸」



「丸」って、「うんこ」だったんだね・・・・。


(※注:ボクの姓は「丸山」)


衝撃。



小学生のとき、

「おまる」とか言われた時もあったけど

あれ正解だったんだなー。



衝撃。



42年間、

名字の頭にうんこがついているとも

知らず生きてきた(笑)



はい、ボク、うんこ山です。



それを伝えたら

伊沢さんも大ウケしてた。



でも「元気」「命」の源が、

「まる」だもんね。

うれしいよ(涙)



なんか使命を感じずには

いられないわ。



えっと、お題はうんこ・・・じゃなくて、なんだっけ?



・・・最後はキレイに決めたいね。


お題「かえす」


 か:かんしゃして


 え:えたものまわす


 す:すばらしさ