社長は果たして貰えるんだろうか。
弊社ワイン、ウォルター・デーコンのシラーベル。
ローヌ風の綺麗なスタイルで絶賛販売中。
「この美しいシラー!」 - C'est Syrah Belle
というのがこのワインの本当の名前。
彼の真っ黒な愛犬の名前でもあります。
このシラー、彼のシラーシリーズの中で一番軽やかで、緩やかにフェードアウトする余韻がなんとも言えない。
そして鼻を抜ける時にふわんってココアパウダーの香りがする。
これを飲んでいると、ロイズの生チョコレート(ダーク)が食べたくなる。
基本、私はチョコ嫌いなのに。
元々チョコレートにワインという組み合わせは好きじゃなく、
バニュルスに至ってはチョコなしでも十分チョコ風味を味わえるから、
バレンタイン・デーにそれらをセットで売るという発想があまり無い販売員であったわけで。
でも「ほんのりチョコのニュアンスがある」ワインであれば、それをもっと味わうために
チョコレートの力を借りるのはアリだと最近思うようになった。
ワインと食べ物のマリアージュというのは、ワインの:
・香り
・バランス
・ミネラル感
・アルコール度数
のどれか一つでも、その食べ物より上に行ってしまってはいけない気がしている。
三歩下がって夫の影踏まず・・・じゃないけど、それぐらいの心意気のワインを選んだほうがいい。
さすれば食べ物のほうがワインを引き立ててくれる気がするから。
ワインの為のマリアージュ![]()
両者が舌の上に乗った瞬間、その相乗効果で得られる恍惚感や満足感を味わうためだけの行為・・・!
今飲んでるワインがその時一番光ってくれれば後はイイ!みたいな。
贅沢だわ~。
これって私が飲兵衛じゃないからそう思うのかな。
胃をやられてから体力的に下戸に近いから・・・トホホ (み)
社長に言われて慌てて一品作った。
昨晩はいつもお世話になっているWorld Value travel で毎年恒例の「異業種交流会」が開かれた。
一人一品、参加料の代わりに何かを持っていくというシステム。会場はO氏のオフィスだ。
ゲストの顔ぶれは本当に「異業種」。
旅行会社社長であるO氏が頂点となり、そのO氏からまるでネズミ講のように(例えが失礼だな)
O氏の知り合いの、そのまた知り合いの、そのまた知り合いが・・・というようにピラミッド型に人脈が広がっていく。
お客様はこの旅行会社のヘビーユーザーさんもいらっしゃれば、会計士さん、カメラマンさん、音楽家、画家・・・まあ何かしら辿っていけば先祖はO氏、というような感じだった。
前々からうちの社長に「姉さん、俺ワイン持って行くから姉さん食べ物ね☆」と言われており、何作るかーって
実は結構自分の中では重要懸案だった。
この前のワイン会で作ったシュークルート・・・いや、連荘は良くないだろう。
鶏のから揚げ・・・うーん、ダブリそう。それに名古屋なら美味しい手羽先が各所で売っている。
煮豚?あ、それでもいいかなあ。
と、目に留まったのは先日社長のご実家から頂いた甲州名物の干し柿。
干し柿の赤ワインコンポートを作ってみました(/ω\)
3センチ位に切った干し柿を、弊社一押しウォルター・デーコン氏の単一畑シラー "Appanage " とフランス産オーガニック蜂蜜と国産レモンの皮で軽く煮て、一晩置いておいた。種を明かせば異常に簡単なこのコンポート・・・
結果?ちょっとえぐみが残ったものの、えぐみをごまかすのに
Carr'sの全粒粉ビスケットの上にマスカルポーネチーズの助けを借り、干し柿コンポートを乗せた「一見お洒落なカナッペ風」にしてみた。
どなたかが持ってきて下さった`97のボルドー赤(マグナムボトル!)に丁度良かった♪勿論シラーのワインのほうが更に美味しかったわけだが。
しかしなんと言っても嬉しかったのは、前の仕事でお世話になった
チーズ屋H氏に再会できた事だ!!
H氏は初参加。H氏の親友M氏がO氏の30年来の同級生であり、M氏と私はこの前までヘルプに入っていた
ブラッスリーにお客様としていらして、私とワイン話で盛り上がった方だった。
なんという偶然、なんという繋がり・・・
実はH氏にきちんとご挨拶できないまま、前の職場を離れてしまって物凄く心残りであったのだ。
神様っているんだろうかってちょっと思ってしまった。(み)
社長とあまりにもかけ離れている美しさだから・・・
弊社で扱っているワイン、「コーダ・レーン・セラーズ」 ( Coeur d'Alene Cellars ) 。
何を隠そう、私が小売店時代に飲んでノックアウトされた、ある意味「人生を変えた」ワインです。
元々酸の目立つワインが苦手で(ボルドーのプチ・シャトー系)、初心者にありがちな
酸っぱくない 香りのいい 重めの
という味のセレクションが自分の旨いワインの基準でした。
例えばジンファンデルでも、Rosenblum SFbayとか、Ravenswoodの単一畑とかDASHとか。
今ならSeghesio とかPedroncelliとかも美味しく感じるのですが。
さて、「まぁ一回飲んでみてください」って事で当時の社長から試飲ワインを4,5本、戴きまして。
当時の上司と一緒に飲む為にわざわざ東京まで持って行って試飲会をやったわけです。
勿論、最初に抜栓した途端のファースト・インプレッションは一も二もなくブードゥルー・セラーズのCSが最高のアロマを発した訳ですが、飲んで行くうちにコーダ・レーンのオピュランス(Syrah 95%, Viognier5%混醸、コート・ロティ風)が口の中でえもいわれぬ風味を醸しだしはじめました。
香りは赤いベリーと黒いベリーのミックス、いわばベリータルトのような複雑なファースト・インプレッション。
セカンドにはうっすらとベルガモットの香りが。
口の中でワインを転がしていると、タンニンがまるで物凄く細かい砂漠の砂のようなクラスターとなって、官能的でさえあります。飲み干した時のセクシーな喉越し、そしてその後鼻を抜けるタンジェリン(決してオレンジではないのです)・ピールのアフター。
話題の「神の雫」ではありませんが、脳裏の浮かんだのは・・・
月の光に照らされながら駱駝で砂漠を旅をする美しい姫と騎士・・・まるでアラビアン・ナイトのような!
うへー
恥ずかしいー
正直こういう事を書くような性格ではないのですが、このワインに関しては譲れません!
だって本当にそういうイメージが頭の中に浮かんできたのですから。
ちなみに愛読書は山本一力さんとか宇江佐真里さんとか白石一郎さんとか司馬遼太郎大先生とかの時代モノです。決してファンタジー系ではございません。
そしてオピュランスのエチケットの絵・・・
このコーダ・レーン・デラーズのエチケットは、弊社HPでは「ワインメイカーの画家であるお母様が描いている」としか記述していませんが、先日の来日時に、キムが直接私に
「あのエチケットは、私の母がそのワインを飲んで、頭にひらめいたものを描いているのよ」
と言いました。
つまり、彼女のお母様はオピュランスを飲んでイメージしたのは・・・
水面に映る茂みだったのですね?
ちょっと私とは感性のズレがあったみたいです( ̄_ ̄ i)
ちなみに私が「まるで清楚だけれど気の強い、野原で走り回っているハイジみたいなワインだー」と思ったシャルドネは少し、似ている感があります。
「野原」ってあたりが共通です。(爆
この白はクリスピーで、メリハリがあって非常にバランスのいい、ドライなシャルドネです。キムの造るワインはどれもデリケートで少々陰なイメージがあるのですが、これは標高の高いところで日光を沢山浴びている感じ。
そして社長がコレイイゾー!って仕入れてきたSwichback Red。実は私、これを飲んだ時の感想が「うっわ、スパイシーな坦々麺みたいなワインだな(まずこんなテイスティング評をしたらソムリエ試験で0点なのは請け合いです)!!」だったのですが・・・
お母様には溶岩流っぽかったみたいです。
確かに溶岩流のほうが説得力があります。思いっきり厚めに切ったレアのテンダーロインBBQとか、スパイシーなチリに合わせたいワインです。
キムのワインはどれもバランスがよく、そしてイメージしやすい「ストーリー性のあるワイン」だと思います。
彼女のワイン造りに対する考え方を温泉に一緒に入った時に語り合ったんですが、あの若さであの知識と溢れれんばかりのワインへの情熱、そして明確な目標を持っている人は少ないでしょう。綺麗でデリケートで複雑な女心が表現されているワイン。今風に言うとツンデレ系?なワインを造らせればアメリカ一だと思います。
うちのメタボな社長がこんなフェミニンなワインを選んで持ってくるとは思いもよらないGJです!!!
補足ですが、オピュランスに対する私の感想は、キムに言わせると
「そう!そうなのよ!みさんが解ってくれて嬉しいわ!私の次に良く理解しているわ!!」
という太鼓判がついております。是非一度、お試しを。(み)



