ワシントンワインのインポーター日記 -83ページ目

今日が最終日でした@三越星が丘

先日の日曜日、名古屋は星が丘にある三越さんにお邪魔して
弊社ワインの試飲販売をお手伝いしてきました。

ワシントンワインのインポーター日記

前回、お伝えしたとおり、こちらではTwo Mountain Wineryをフィーチャーして下さっています。
31歳の若きワインメイカーが造る、真面目な、葡萄の良さが全面に出たワイン。
もう殆ど在庫が無いのであまり大きな声ではいえませんが、
彼のCabernet Francは、野菜臭さが無くてとても品がいいです。
香りが「叶姉妹」:*:・( ̄∀ ̄)・:*: というか、なんつーか、ゴージャスです。
これが今回、ほんの少し納品させていただいております。
かなりチャンスだと思われます♪


ワシントンワインのインポーター日記



でも今回、こちらで人気があったのはやはり赤のブレンド、Hidden Horse
IV V 、どちらもそれぞれファンがついて戴けたようです。





こちらの星が丘店、正面玄関を入ると小さなホールがあり、その真正面にワインコーナー、左側に輸入食材、右側にチーズ、奥にJOHANのパン屋さんと、ワインを楽しむモノが揃っています。


ワシントンワインのインポーター日記

 
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ワイン、ビール以外のお酒類は地下一階のフードコートにあるのがとっても特徴的です。
ワインを全面に出した、デパートとしては珍しい作りとなっています。
香りがきつい化粧品関係はエスカレーターを挟んだ反対側にあり、空調の関係か、はたまた化粧品のブースが少ないせいか、化粧品コーナー独特のにおいがこちらまで漂ってくる事がありません。


こういう「ワインが中心」のお店作りは、とっても目新しいと思います。特に日本では。
このコーナーにいるだけで焼きたてのパンと美味しいチーズ、クラッカーに真空パックのサラミやオリーブがひょいひょいと買える訳で、このお店を利用される方のライフスタイルを提案されているような、羨ましい空間です。

東山動物園で名物・地上で眠るコアラ、葵クンを見た後は、是非一駅歩いて(または園の星が丘方面の出口から出て)ご覧になって下さい。とても楽しめると思います。土・日はワイン・アドバイザーさんが多数いらっしゃるのでワインの相談も勿論、試飲もやっているのでお気に入りの一本を見つけてください!





ちなみにJOHANで17:30から整理券を配布して販売する、とっても大きなバゲット・・・
一切れ280円だったかな?焼き立てで更に皮がぱりっとしてて美味しそうでした。
直径20センチ弱はあったんじゃないかなあ、あのバゲット。 (み)

白胡椒のニュアンスって・・・?

  • Traminer
  • Savagnin Rosé Aromatique
  • Gentil Rosé Aromatique
  • Traminer Aromatico
Q: さてこれらはなんの名前でしょう?


A: ゲヴュルツトラミネールのシノニム(別名)。

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イタリアはアルト=アディジェの村、トラミンが原産地と言われる葡萄品種。
トラミンは今でもアルプスの風光明媚なリゾート地として有名です。
この葡萄、今ではフランスのアルザス地方の代名詞となっていますが、ドイツのプファルツ地方で主に栽培されてきた歴史があります。果皮は若干黒っぽいです。アメリカのワインメイカー達はそういえば "pinkish"って呼んでいました。
一見、黒葡萄ですが、ここからあの綺麗な白ワインが生まれるなんて、不思議ですよね。

(み)はこの葡萄が大好きです。
特にコレを使ったDryな味わいのものがお気に入りです。
と、なると、やはりアルザスものなのですが・・・(Joshmeyerのが今の所一番のお気に入り)
ライチの香りが代表的で、更に薔薇の香りやアザレア蜂蜜、良質なオレンジマーマレードの香りなども持っています。マンゴー等の香りが強く出るのはオーストラリアやチリに顕著です。
遅摘みになると、リースリングのようなペトロール香も出てくるので、たまに間違えたりしますが、酸の度合いが低いのが特徴なのでそれも慣れてくれば判明できるようになると思います。
と、まあワインの教科書的な話はここまで。

この葡萄、名前の前半についている "Gewürz" は、ドイツ語で【香辛料】って意味なのですが、一体どこに香辛料が??と、いつも思っていました。
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この馥郁とした、多種にわたる強い芳香が「スパイシー」だから、ゲヴュルツって言うのだと教わりましたが、こんな甘い香りを振りまいてそれはないだろう!というのが私の中ではずっとありまして・・・ドイツの葡萄図鑑を見てハーバルな余韻と言う言葉にひっかかりました。

ワインでは【ハーバル】 【ハーブ系】という表現が良く使われますが、例えばニュージーランドのソーヴィニョン・ブランは今や世界的標準と言われていて、これも【ハーバル】と表現されます。実に上手い言い方だと思います。というのも、私は「ネギ」の香りがすると思っても、その言葉をストレートにお客様に言うと「ネギ臭いの?」と思われて敬遠されてしまっても困るからです。でも香辛料にしたって、ハーブにしたって、その範囲は広大で・・・しかもドイツ語圏で【ゲヴュルツ】というと、どこかに【ピリッとした】というイメージがあるのは自分の中では拭えません。絶対、何かがある・・・!と私は睨んでおりました。



で、今回飲んだワイン、ドイツの白だったんですが、これはプファルツの古い醸造所、Reichsrat von Buhl のSTUCKというワインです。リースリングとゲヴュルツの混醸。
これを飲んだときに、あ!と思いました。

 このワインには最後に白胡椒のニュアンスがあるのです。ピリっと、舌を刺すまさにゲヴュルツの言葉通りの刺激。



これってやっぱりリースリングから来るもの?
教科書には白胡椒というキーワードはリースリングにつながりますよね・・・。でも今まで飲んだリースリングには白胡椒の香りはあっても、ここまで感覚的に刺激があったものは無かったのです。熟成であっても、若くあっても。


というわけでこじ付けですが、この胡椒っぽさはゲヴュルツトラミネール由来であると信じたい・・・!


香りはゲヴュルツが最初に鼻腔に到達。白薔薇のような香りです。それからリースリング特有の桃、続いてアカシア蜂蜜。若くてミネラル溢れるリースリングの綺麗な酸がゆるやかに上ってきて、白胡椒、3秒あいてマルメロの甘いアフターノートで、フィニッシュ。

素晴らしい構成だと思います。


何よりも私が好きなスパイシーな料理には言わずもがな。
思いっきり冷しても充分楽しめる、しっかりとした味わい。
美味しかったなあ、これ。
ネットで3300円で売っていました。(み)

社長公認アルバイト。

私の顔をご存知の方は、「あれ?あの人ワシントンワインの会社の人なのにどうしてこんな所で違うワイン売ってるの?」って思う事が名古屋の栄方面であるかもしれません。

えーと・・・

実はアルバイトです。
試飲販売を日時が本業に差し障り無い限り、社長からOKを貰ってやらせていただいてます。

社長曰く:
「試飲も出来て、そのワインの出来方も生産者のことも詳しく解る、いいチャンスじゃないか」
ということです。

自分としても、ワシントンワイン以外の動向や、お客様の嗜好等が手に取るように解る
大変貴重な機会だと考えています。

更にそのワインのインポーターさんにも、きちんと自分の素性を明かしていますので
もし万が一、先方の営業の方が「同業者に売ってもらうのは嫌だ」と思われれば、
そこは試飲販売(マネキン)の会社を通して代わってもらうようになっています。
が・・・・
今の所、苦情は来ていないようです。(;^_^A



さて今日、明日と大好きなオーストリーワインのマネキンをしております。
なんといっても昔自分が住んでいた国のワインだけあって、
力の入れようも、いつもより多目なんですが・・・
今日は「箱」(店舗)そのものにお客様がいらっしゃらなかった・・・

でもどんな時でも、自分の中では「二桁以上は売る」という目標を立てています。
今までそれが叶わなかったのは2回のみですが、その時は自分の担当商品以外のワインを
モリモリ売ったので、ある意味その「箱」の当日売り上げはかなり良かったと思うのですが。



マネキンは、人見知りをする方以外なら、かなり楽しい仕事だと思います。
今までに他のオフィスの、名マネキンさん達とお話する機会が何度かありました。
皆さんに共通して言える事は、

① 「お客様に喜んでもらえる事」
② 「箱に喜んでもらえる事」
③ 「依頼してくれたインポーターに喜んでもらえる事」

この三つをいかにして100%に近づけるまで頑張れるか

ということです。

これはマネキンに関わる全ての人間関係を繋ぎ合わせて大きな丸を作るようなものです。
担当するブースに立ち、お客様にまず喜んでもらえるよう契約期間は気を使い、
勿論そのブースを貸して下さるお店側の総売上が上がるように他の商品もきちんとご案内でき、
尚且つ担当したアイテムが売れまくった、という事実を積み重ねていく事で名マネキンと呼ばれ、
指名が入るようになるという・・・この不況下でも、彼女・彼らには常に仕事が入ってきているようです。
しかも名古屋だけに留まらず、関西や中国地方まで呼ばれたりしているそうです。

・・・すごいなあ。

たまに大きなイベントだと、その名マネキンの仕事っぷりを目の当たりにすることが出来ます。
自分のブースが閑散としている隣で、ポンポンとワインが売れているのを指をくわえて見ていると悔しくなります。このままじゃいけない。私もああなりたい・・・お客様の好奇心旺盛な顔が、いつしか夢中になってそのアイテムだけを見つめ、そしてそのアイテムを自分のものにしようとお買い上げしてくださる。
名マネキンの話し方、売り方を見ていると自分も思わず買ってしまいそうになりますw


そして誰もが言う事なんですが
後日、そのお客様とお会いする機会があった時、
「あなたの選んでくれたあのワイン、美味しかったわ!」
と言って下さった時が、何物にも代えがたい明日への原動力になると。



そんなこんなで(み)も名古屋でマネキンをしているわけです。



どこかでお会いしたら生暖かい目で見てやってください。
勿論、お声掛けしていただいても結構ですヾ(@^▽^@)ノ
でもそうなると大概、一本は買うことになるかもなので、要注意♪ (み)