タスマニアデビル Little Ambassador of Australia
【降臨!満を持して、タスマニアデビル2】三月某日、その日は運が良かった。相方と休みが同じだった僕は、再来日したタスマニアデビルを見に多摩動物公園へ行こうと息巻いていたが、本日の天気は生憎の曇り後、雨。雨では舎外への露出は減ってしまうだろう。また、園内で職員によるタスデビ講演会が13:30から開かれるので、それにも参加したい。果たして無事、スケジュールをこなすことができるだろうか?【タマズー】タマズー(多摩動物公園)に到着すると案の定、曇りから雨に変わった天候のため、多くの家族連れが帰路についていた。丁度入れ違いの様に、傘をさしてタスデビ舎へ足早に山の坂道をのぼる。しかし日頃の運動不足がたたってか、道半ばにして息切れがする。靴紐は何度も解け、歩く速度が遅い為、相方との距離は開くばかりだ。やっと到着したタスデビ舎屋。雨は小雨になり青空もチラチラ見え始めている。思ったより観客は少なく、最前列で余裕で眺められる。そして、、、いた!雨の中、一番奥の壁に身を擦り付ける様にして、動かないタスマニアデビル。否、片足を上げ揺らしては、その場から一歩を踏み出すことに躊躇しているように見える。実物を目の前にすると、やはりかわいい。可愛さゆえにこれからここで生涯を過ごすかと思うと、なんとも言えぬ心境である。もう1匹は、、、見当たらない。きっと屋内にいるのだろう。一応遠目にも見れたタスデビ、次に少し山を下った休憩所で、「タスマニアデビル、飲んデビル」を飲んでみる。コーラに冷凍のマンゴーとブラッドオレンジのシャーベットをのせたドリンク。味は、見た目そのままの味で美味いのだが、飾りで載っているタスデビのゼリー?をかぶりつくには気が引ける。【もう1匹のタスデビ】この時点で時刻は13:00。13:30からの講演に間に合うにはそろそろ麓まで降りなければならないが。。相方の、「もう一度タスデビを見てから降りてゆこう」という一言で、講演よりもタスデビを優先する。 タスデビ舎は、雨と昼食の時間と講演会の時間が重なったこともあり、さらに観客が減り6、7人である。先ほどと特に変わりはない中の様子のため、下山に向かっていたその時、相方が突然「ドアが開いている。」舎屋から屋外への扉が開いていることに気づいた。さらに舎内を映すモニターを見るとタスデビが映っていない。「もしかしたら外に出ているかもしれないな」と期待を持たせることを更に曰う。その時である。突然相方が慌てふためく様子で、相方:「いる!いる!目の前」俺 :「へ?」なんと目の前のガラスの隅に隠れるように身を伏せてもう一頭のタスデビが、シレっといるではないか! しばらく見つめ合う両者。こんな至近距離で見るとは、、、しかも周りに誰もいないとは。。。ガラス越しとはいえ、タスデビが1mほどの先にいるのはやはり感慨深い。それはほんの数十秒でありながら、特別な空間のように思えた。そうだ!カメラを取り出そうとしたが、撮影には応じてもらえず、そそくさと舎内への扉に入っていってしまった。下記は相方がシレッと撮っていたその時の画像である。その後講演会に向かう。動物ホール前で途中入場することに躊躇していると、職員の方が親切にも中へ案内してくれ、更に空いてる席まで誘導してくれた。ホール内は満員御礼で、ほぼ大人が占めている。講演はアンバサダーとしてどのように日本に運ばれてきたか、職員の体験談を話されている所で、とても興味ある内容だった。しかも最後には観客全員に配布されたタスマニアデビルのお面を被り、壇上から撮影する集合写真にちゃっかり収まる俺達。帰りには「save the tasumanian devil」に募金し、代わりに缶バッチを貰い、多摩動物公園を後にした。上記はタマズーでの戦利品。他にはハンカチ、ぬいぐるみ、クッキーなど購入。この日は運が良かった。家を出るのが遅れたことも、雨で気分が憂いたことも、汗かいて小山を登ったのも、タスデビとの一時に繋がっていたのだと思うとまんざらでもない。車の中で相方が僕に言う、「今日は"禍福は糾える縄の如し"やったな」と。全く、、僕にとっての相方は、大切な「タスマニアデビル」なのであるw災禍と幸福とは糾った(縒り合わせた)縄のように表裏一体であり、一時のそれに一喜一憂しても仕方がないということ。