Book of Love の「Boy」で、シングルは1985年、アルバムは翌1986年の『Book of Love』ですね。
いわゆる80年代シンセポップの一曲、ではあるんですが。それにしても尽きないニュー・ウェイヴ。
この曲をどこで覚えたか、正確には定かでないが、おそらく新宿二丁目のクラブか、FM東京の土曜深夜「FMトランスミッション"バリケード"」あたりだったと思う。
80年代中ごろ、ノンケの自分がなぜ二丁目にいたかといえば、最先端の音楽をかけていた。でも、つくづく異性愛者と自覚した時代でもある(笑)
音だけ拾えば、軽やかで可愛らしい。YMOを主に、クラフトワークやディーヴォを通ってきた身には、あのピコピコが、POPな歌謡曲USバージョンになった——正直なところ、最初はそんな感想(笑)
Book of Love というグループ、英国ニューウェイヴの影響圏にいながら、感触はもう少しアメリカの都会的。聴き終わると、妙に心に残る。
明るいだけではない、少し翳りが。アメリカの出はフィラデルフィアでNYで活躍。
ロンドンはいまだ行っていないのにNYは2回。東海岸出のサブカル好きなアメリカ嫌い、そういう人です私は(笑)
アルバムリリース情報
- アルバムタイトル: Book of Love
- 初版(US)発売年: 1986年(Sire Records)
- 位置づけ: デビュー・アルバム。NYの男女混合4人組。シングル「Boy」「I Touch Roses」、アンダーグラウンドからも支持を得たようですが、NYは競争激しい、80年代も。
■ バンドの入口として
80年代のシンセポップは、機械的、無機質、クール——そんな言葉でまとめられがちです。でも実際は、そう単純ではない。冷たい音の中に、むしろ生身の感情がにじむ。
「Boy」もそういう曲です。デジタルな音の輪郭の中に、どこか人の切なさが残っている。
男女混合ユニット。それがサウンドの、あの独特の体温になっている。
Book of Love というと、「I Touch Roses」や「Modigliani (Lost in Your Eyes)」の方が語られるかも。
■ 記憶の奥に残るもの
この時代の音楽を振り返ると、売れた曲、大ヒットした曲、MTV映えした曲はいくらでもある。
記憶の奥に残るのは、案外こういう少し小ぶりな曲。時代の中心にいたわけではない。ふとした時に思い出す。
「Boy」は、そんな一曲、消費してしまうには惜しい曲、音は軽いのに、感情は軽くない。
80年代ニューウェイヴやシンセポップには、ニュー・オーダーほど硬質ではないけど、もう少し軟な静かポップが聴きたい
——そんな方にも、合う気かも、です。
と云うことでおまけは同アルバムからで
Book of Love-Modigliani (Lost In Your Eyes)
4500頁、15年の熱量を、今の視点で削り出す。
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