一松に関しては「かっこいいシーン」がなかなか思い浮かばなかったんですが、
全く無かったわけではなく「強烈なシーン」が無かったと言うか…
「強いて言うなら」ってことで2箇所思い浮かんだので挙げたいと思います。
まず1こめ。
第14話「風邪ひいた」の看病ですかね。
結局は冷たいタオルを5人全員のおでこにのせて冷やしてあげてます。
(看病のために)買い出しに行くと言っておきながら病人のお金をパチンコで使い果した某長男や、
看病どころか消毒剤スプレーを顔に吹きかけ病人自体を火炎殺菌しようと5人を殺しかけた某末っ子、
はたまた最高級の最上級の雪解け水を兄弟達にプレゼントしようと雪山に登ったはいいが風邪をぶり返し逆に重症化した某次男などに比べれば
しっかり兄弟のために看病したわけですから、
なかなかオトコマエであると言えましょう。
ちなみに…
一松が一番最初におでこに冷たいタオルを乗せてあげたのは、
何を隠そう、カラ松なんですねぇ。
上から順番に見てみると、
カラ松に最初に冷たいタオルをあげているのがわかります。
カラ松と一松のコンビが好きな方にはたまらん事実ですw
2こめは
第24話「手紙」で
ぶつかってきた十四松にキレたおそ松が
「よせ」とカラ松に殴られた直後のシーン。
二人を止めに行こうとするチョロ松を
「いいから。」
と止め、
更なる争いに繋がるのを止める一松。
カラ松を信じてこその行動でしょう。
カラ松がなんとかしてくれる、と。
私が思うに
第2話「就職しよう」での
ハロワの帰りの飲み屋での会話
一松がトド松やおそ松に
「社会には馴染めなさそう」
「上司とか殺しちゃいそう」
と言われたあと、カラ松に
「俺は信じてるぜ」
と言われた『御返し』なのではないかと。
いや、一松自身は『御返し』とは思っていないでしょう。
『御返し』とは思ってなくとも、
カラ松に「信じてるぜ」と言われたことで
一松も(カラ松を)信じることが出来ている、という表れではないかと、思うのです。
「ケンカを止める兄弟愛」という表面的なことではなく、
(本質的なところでなんとかしてくれると)「信じる兄弟愛」がある一松。
この「物言わぬ寡黙さ」が一松先生のかっこいいところなんじゃないかと思います。