進撃の巨人 エレン・イェーガー台詞集

進撃の巨人エレン台詞

 

 

 

 

 

 

 

第1話 二千年後の君へ


「ん……?」
「……?
…あれ?ミカサ…お前…
髪が伸びてないか…?」
「イヤッ…なんかすっげー長い夢を見ていた気がするんだけど………
何だったっけ
思い出せねぇな…」
「え…?え…!?」

「……」

 

進撃エレン


「言うなよ…誰にも
俺が泣いてたとか…」
「バカ言え!親父に言えるかこんなこと」

「ただいま」
「イヤ… まぁ……
色々あって…
アレ?父さん今から出かけるの?」
「ミ…ミカサ!!言うなって」
「わ…分かってるよ!!」
「外の世界がどうなっているのか 何も知らずに一生壁の中で過ごすなんて嫌だ!!
それに…
ここで誰も続く人がいなかったら 今までに死んだ人達の命が無駄になる!」
「!!」
「ほ… 本当に!?」



「…なに?」
は!?バカだって…!?オレには…家畜でも平気でいられる人間の方が よっぽどマヌケに見えるね!」

「くっそー 外に出たいってだけで何で白い目で見られるんだ」
「つまり王様びびりすぎっつーだけの話だ!」
「自分の命を懸けるんだ
オレらの勝手だろ!」
「……」
「そーいやお前 よくも親にバラしたな!!」
「そりゃあ 喜ばれはしない…」
「なっ なんだよ オマエもやめろって言うのか!?」
「!!?」
「は……!?
な…何だ!?
地震ってやつか!?」
「行ってみよう!!」

「アルミン一体何が…!?
オ…オイ…何が見えるってんだよ!?」

「……………!?」
「…あ……
……………ヤツだ……
巨人だ」

 

 

第2話 その日


「!?動くぞ!!」
「……あ……」
「壁の破片が飛んでった先に家が!!
母さんが!!」

(家に当たってるわけがない
とっくに逃げたに決まってる…
あの角を曲がれば……
いつもの家が…
いつもの…)
「ハッ……!!
―――…クソッ!!
母さん!!」
「母さん…?」
「ミカサ!そっちを持て!!
この柱をどかすぞ!!
行くぞ!!
せーの!!」
「!!?うッ…!」
「ミカサ急げ!!」
「急ぐんだ!!」
「…に…逃げたいよオレも!!早く出てくれよ!!早く!!一緒に逃げよう!!」
「オレが担いで走るよ!!」
「急げミカサ!!」
「オ…オイ!?ハンネスさん!?何やってんだよ!!オイ…母さんがまだっ」
「やめろぉぉおおお」
「あ………」

「もう少しで母さんを助けられたのに!!余計なことすんじゃねぇよ!!」
「……
……うぅ」

(もう…あの家には…
二度と帰れない
どうして最後までロクでもない口ゲンカしかできなかったんだ!!もう…母さんはいない!!どこにもいない…
どうしてこんな目に…
人間が弱いから?
弱いヤツは泣き喚くしかないのか!?)
「駆逐してやる!!
この世から…
一匹…
残らず!!」

(やっとここまで辿り着いた…
今度は人類(オレたち)の番だ
今度は人類(オレたち)が…
巨人を食い尽くしてやる!!)
 

 

第3話 解散式の夜


「なぁ…
内地が快適とか言ったな…
この街も5年前まで内地だったんだぞ
ジャン…内地に行かなくても お前の脳内は"快適"だと思うぞ?」

エレン ジャン


『くっそー外に出たいってだけで何で白い目で見られるんだ』
(あれから――
5年経った――
3分の1の領土と2割の人口を失ってようやく人類は尊厳を取り戻しつつある
勝てる――
人類の反撃はこれからだ――)

「熱ッ……!?な!!?何が――!!?」
「みんな!!クッ……!!立体機動に移れッ!」
「オイ!!サムエル!!」
「クッ!!サシャ!?」
「危なかった…」
「!?!!?」
『駆逐してやる!!この世から…一匹残らず!!』
「一匹…残らず!!」
「サシャ!!サムエルを任せた!!
固定砲整備4班!戦闘用意!!目標目の前!!超大型巨人!!」
「これはチャンスだ絶対逃がすな!!壁を壊せるのは超大型だけだ!!こいつさえ仕留めれば……!!」
「……よう
5年振りだな…」
 

 

第4話 初陣


「は!?
…何言ってんだ!?
オレとお前は別々の班だろ!?」
「………
お前…さっきから何を…」

「オイ!
いいかげんにしろミカサ!
人類滅亡の危機だぞ!!なにテメェの勝手な都合を押しつけてんだ!!」
(死なないさ…オレはこんなところで死んでられないんだ
オレはまだこの世界の実態を何も知らないんだから…)

「ア…アルミン……」
『どうしたよアルミン』
『外の世界の本だって!それっていけない物なんだろ!?憲兵団に捕まっちまうぞ!?』
『……!!塩だって!?うっ…嘘つけ!!塩なんて宝の山じゃねぇか
きっと商人がすぐに取り尽くしちまうよ!!』
『……んなわけ……!!』
『外の世界…』
「こんなところで…死ねるか……
なぁ…アルミン…
お前が……
お前が教えてくれたから…オレは…外の世界に…」
 

エレン アルミン

 

 

第5話 絶望の中で鈍く光る


『ミカサ?』
『うん…そいつの出方次第だけど…』
 

 

第6話 少女が見た世界


『いなかった』

『ごめんください』
『…あ…』
『…え…?えっとボクは森で…迷って……小屋が見えたから……』
『ありがとうおじさん…』
『もう…わかったからさ
死んじゃえよクソ野郎』

『うぁああああああ』
『この…獣(ケダモノ)め!!死んじまえ!もう起き上がるな!!お前らなんか……こうだ!!こうなって当然だ!!』

『もう大丈夫だ…安心しろ…』
『お前…ミカサだろ?
オレはエレン…医者のイェーガー先生の息子で父さんとは前に会ったことがあるハズだ
診療の付き添いでお前の家に行ったんだ…そしたら――』
『え?』

『た……戦え!!戦うんだよ!!勝てなきゃ…死ぬ…』
『…勝てば生きる…』
『戦わなければ勝てない…』

『有害な獣を駆除した!!たまたま人と格好が似てただけだ!!』
『でも…早く…助けてやりたかった…』

『やるよこれあったかいだろ?』
『なんだよ?ほら
早く帰ろうぜオレ達の家に』
 

 

特別編リヴァイ兵士長


「オイ…見ろ!
人類最強の兵士リヴァイ兵士長だ!!
一人で一個旅団並みの戦力があるってよ!!」
 

エレン リヴァイ ミカサ

 

 

第10話 左腕の行方


(チクショウ… チクショウ…)
「う…ああああ…!?
…………こんな……」
(こんなハズじゃ…
オレ達は5年前と違うんだ…
必死に訓練した…
必死に考えた
こいつらに勝つために……こいつらから奪われないために…)
(どうしてこうなる…
どうしてオレ達は奪われる……
命も…夢も…)
「うッ…あぁぁ…
ウッ……………チクショウ
チクショウ!!
あ…諦めて…たまるか…
駆逐してやる
この世から…
一匹残らず
…オレが…
この手で…」

(駆逐…してやる
この世カラ…一匹残ラズ……
モットダ…
モットコロス…
モットコロシタイ
モット…イッパイ)
「殺シテヤル…」
「は…!?」
「……!?」
「アルミン………!?」
「…!?…待って…」
(何言ってんだみんなは…?何で……
オレ達3人は囲まれて…剣を向けられているのか
そいつは巨人を殺すための武器だろうが…
何で……
そんな目でオレを見る…!?まさか…さっき見たものは
夢…だよな?腕だってちゃんとついて――
これは……?)

「…は?」
(何だ…その質問は……
何なんだその目は…
まるで… 化け物を見ているような目だ
オレがそうだと言うのか……!?)
「し…… 質問の意味が分かりません!」


「オイ…お前らは何を…?何でここにいるんだ!?」
(オレが巨人じゃないと思っているのはオレだけか…!?クソッ…ここに至るまでの記憶が無い…体がダルくて立てねぇし…ヘタに喋っても殺されそうだ… 人間に殺される?そんなバカなことが…
そもそも…何だって…?巨人の体内からオレが出てきた?何言ってんだ!?どういうことなんだそりゃ!?…もしあれが夢じゃなかったとしたら…
この…服の無い部分は腕が生えたってことだぞ!?そりゃまるで…
巨人じゃねぇか……)
(!!…とにかく…答えを間違えるな)
「…じ… 自分は…!!
(死ぬのはオレだけじゃないんだぞ…!!
……そうだ オレは昔からお前らと同じ――)
「人間です」
(何やってんだオレは…?自分の願望を言っただけじゃねぇか…)
「よせ!オレに構うな!!お前ら!!オレから離れろ!!」
(ウソだろ…… こんなことが…)
「…!?」
 

 

第11話 応える


「………!?……!?うあぁあああ」
「ふんッ!!
あ熱い…
何なんだこりゃ……」

「オイ!?大丈夫か!?お前ら…」
「わからん!!
…ただこいつはもう蒸発する!!
巨人の死体と同じだ
少し離れるぞ!!」
「まだ様子を窺っているのか…
放心してんのか…
今のところ駐屯兵団に動きは見られないが……最終的には
攻撃を続行するだろう…
こんなもん見せた後で会話できる自信はオレには無い」


「ただ…一つだけ思い出した……
地下室だ
オレん家の地下室!!
そこに行けばすべてわかるって親父が言ってたんだ……」
「……オレがこうなっちまった原因も親父だ…
地下に行けばおそらく巨人の正体もわかるんだ」
「クソッ!!」
「だとしたら何で隠した…?その情報は…何千人もの調査兵団が命を落としても求め続けた人類の希望ってやつなんじゃないのか…?それをオレん家の地下室に大事に仕舞ってたっていうのか!?…何考えてんだ…!!そもそもオレ達を5年もほっといてどこで何やってんだよ…」
「! …あぁ」
「オレは… ここを離れる」
「とりあえず どこでもいい
そこから壁を越えて地下室を目指す…
もう一度巨人になってからな…」
「自分でもどうやってやってるのか分からん……でも できるって思うんだ
どうやって自分の腕を動かしているか説明できないようにな…
さっきは無意識にオレ達を砲弾から防ぐことだけを考えた
だからそれ以上の機能も持続力も無く朽ちたんだ」
「今度はもっと強力なヤツを…
さっき巨人共を蹴散らしたような15m級になってやる!」
「!」
「今は…体調不良なんかどうでもいい…とにかくオレに考えが2つある
オレを庇ったりなんかしなければ…お前らは命まで奪われない
もう既に迷惑かけちまったが オレはここからは単独で動こうと思う」
「ダメだ置いていく」


「いい加減にしろって言ってんだろうが… オレはお前の弟でも子供でもねぇぞ…」

「待てよミカサ
考えは2つあるって言っただろ…
これはオレ程度が思いついた最終手段を判断材料として話したまでだ
あとはアルミンの判断に任せる」
 

 

第14話 原初的欲求


「……」
「だから…何言ってるかわかんねぇよアルミン…
何で外に出なきゃいけないんだ…」
「……
…そうだよ
どうして外なんかに…
調査兵団になんかに…」


「……外の…世界…?」
「……どうしてだって?……
そんなの…
…………
決まってんだろ…
オレが!!この世に生まれたからだ!!」

体が……グチャグチャに潰れそうだ…
……!?
ミカサ… アルミン…
何してる…
そんな所歩いてたら 巨人の餌食に…)
(オレ達は皆 生まれた時から自由だ
それを阻む者がどれだけ強くても関係ない
炎の水でも 氷の大地でも 何でもいい それを見た者はこの世界で一番の自由を手に入れた者だ
戦え!!
そのためなら命なんか惜しくない
どれだけ世界が恐ろしくても関係無い
どれだけ世界が残酷でも関係無い
戦え!!
戦え!!
戦え!!

(自由の… 翼……)

 

 

第16話 必要


「頼む!二人ともすごく上手いって聞いたぞ ベルトルト… ライナー…」
「そうか…」
「オレも似たようなもんだ…」
「彼ら?」
「そりゃそんな目に遭ったんだし…
自分の命を大事にすることだって立派なことだろ?
オレなんか壁壊される前から調査兵団になりたいとか言って
頭がおかしい奴としか思われなかったからな… おかしいのはこっちだ…」
「ま…まぁ 今となっては兵士になれるかどうかってとこだけどな…
恐怖もたっぷり教わったがそれ以上に 殺さなきゃならねぇと思ったよ…
奴らを… 一匹残らず」
「あぁ…」
「あぁ ありがとよ… ライナー・ブラウンだよな?」

「はい!」
(やる!オレは絶対やる!!オレには素質がねぇかもしれねぇけど…
根性だけは誰にも負けねぇ!)
(理屈なんか知らん!根拠も無い!でもオレにはこれしかねぇ!これがオレの武器だ!)
(やった… できた!!)
「ああ!!」
「ま… まだ…!」
「ま まだ!!オレは!!」
「オレは…」
(な… 何で!?できたぞ …急に…)
「これは… 一体…」
「え?」
「な…!で では… 適正判断は…」
(やった!やったぞ!どうだミカサ!オレはやれる!巨人とも戦える!!もう お前に世話焼かれることもねぇな!!)

 

 

第17話 武力幻想

 

「ん?ああ…アニか…
また教官にバレないように うまいことサボってるな」
「は?」


「は?何だその言い草…」
(あ…!
すげぇ怒ってる…
いつも怖い顔してると思ってたけど…本当に怒った顔は比じゃねぇな…)

アニ エレン
「! アニ?
これは刃物の対処を形式的に覚える訓練だぞ?やり方は知ってるだろ?行くぞ!」
「!! いッ!?
んな… 何だ… 足…蹴られたのか?」
「いてて…」
「……オイ!!ちょっと待てよ
「ま…!!待てよアニ!これにはやり方があるんだって!」
「もがッ!!」
「うッ!!」
「やれよライナー」
「兵士としての… 責任を… 教えてやるんだろ?」

「お前の倍近くあるライナーが宙を舞ったぞ…
… すげぇ技術だな
誰からか教わったんだろ?」
「親父さんがこの技術の体現者なのか?」
「え?」
「…… この訓練のことか?意味がないってのは……」
「マズイ!教官だ」
「…さあ
何でだろうな!」
「! うお」
「う…!」

(奴らは巨人から離れるために巨人殺しの技術を高めていやがる
こりゃあ確かに茶番だ)
「オイ… ジャン…」
「お前… おかしいと思わねぇのか?
巨人から遠ざかりたいがために巨人殺しの技術を磨くって仕組みをよ…」
「このクズ野郎が!!」
「だから!!どうやって巨人に勝つって言うんだよ!!できる奴ばっかが内側に引きこもりやがって……」
「ハァ!?? …この野郎
そんなに強く引っ張ったら 服が破けちゃうだろうが!!」
「何言ってんだ?
お前 いい加減にしねぇと…」
(…… そうだ… 
こいつは… 
ただ感情を発散してるだけの 今までの… オレだ
オレはもう…違う
オレは… 兵士だ!
技術を行使してこの場を収める)
「今の技はな
お前がちんたらやってる間に 痛い目に遭って学んだ格闘術だ
楽して感情任せに生きるのが現実だって?お前… それでも 
兵士かよ」

「危なかったなジャン
つまんねぇケンカで 憲兵団を逃す所だった」
「いい解決方法がある
公然と取っ組み合える時間ならあるだろ?
お前の調子が整うのを待ってもいいぜ」

「なぁ?アニ
ジャンの奴… 流してるように見えるか?」
「だろうな… でも…
本気で技術を覚えようとしてる」
「しかし どうだ オレの蹴り技は?見よう見まねだがうまく決まったよな」
「何だよ… どこが悪いって言うんだ?」
「え?やだよ 足蹴られんの痛いし」
 

 

第18話 今、何をすべきか


(調査兵団実行部隊のトップ
エルヴィン団長…と
リヴァイ兵長)
「あ…あの… ここはどこですか?」
「これからどうなるんですか!?あと…オレと一緒にいた訓練兵は!?」
「あ… その鍵は…」
「はい…おそらく… 父がそう言ってました」
「…! オレの意志ですか?」
「…… お…
オレが…」
「調査兵団に入って… とにかく巨人をぶっ殺したいです」
 

 

第19話 まだ目を見れない

 

「…… ハァ…」
「すいません 便所に…」
「…… 水を下さい」

(化け物か……
確かにそれは間違いじゃないんだろうけど…
ここまで拘束するほど怖いのか…オレが…)


(まあ無理もないか…オレにも訳がわからないんだから
殺されていないだけマシなのかもしれない
…そういえば…
あいつらは…一切 オレを怖がったりしなかったな…
今…何してる…
他の奴らはどうなった…
こうなったオレを見て皆はどう思うだろうか
あれからもう何日経った?外はどうなっているんだ…
…まさか…
オレ… 一生ここでこのままなんじゃ…)

「!」

「あ…あの…」
「え?」

(………
審議所!?
オレは審議所の地下牢にずっといたのか…)
(憲兵団のトップ
ピクシス指令に…
エルヴィン団長 リヴァイ兵長
ん…!?
お前ら…)
(あの人は確か…… 3つの兵団のトップ… ダリス・ザックレー総統
「はい…」
(そういえばこれは…
一体何を裁くんだ?)

「ありません!」
(英雄視!?一体 世間はどんな状況なんだ…?)
(!…あの恰好は確か…
5年前から急に支持を集めだした組織の…
確か…宗教とか言ったっけ…?)
(保守派もいるのか?)
「え…」
(奴らのせいで壁上を武装することさえ時間が掛かった…
言うことはめちゃくちゃでも多くの支持と権力を持っているから質が悪い
さっきから何なんだ?
こんな状況でも自分の利益が一番心配なのか……
オレ達が命を懸けるって言ってるのに…
どうしてそれを信じてくれないんだ?)
「ハイ」
「は…はい できます!」
「……!!」
(オレが…
ミカサを殺そうとした?オレがか…?)
(まずい…何か… 何か言わないと)
「違う!!
イ…イヤ…
違います…オ
レは化け物かもしれませんが ミカサは関係ありません
無関係です
それに…そうやって自分に都合の良い憶測ばかりで話を進めたって…
現実と乖離するだけでろくなことにならない」
(ま…まずいか…?)
「大体… あなた方は… 巨人を見たことも無いクセに何がそんなに怖いんですか?」
(これ以上は黙った方が… イヤ… 言ってやる… 思ってること全部)
「力を持ってる人が戦わなくてどうするんですか
生きる為に戦うのが怖いって言うなら力を貸して下さいよ」
(この腰抜け共に……)
「この… 腰抜け共め… 
いいから黙って全部オレに投資しろ!!」


(あ……
やっちまった
まずい……)
(……?
何か飛んだ…
あれ… は……?オレの歯…?)

「イテテ!」
「はい…」
「はい よろしくお願いします」

「は…はい!」
「い…いえ 必要な演出として理解してます」
 

 

第25話 噛みつく


「リヴァイ兵長!?」
「音響弾!?」
(!?…オレを監視するためなんじゃ…)
「え…!?駆ける…って… 一体どこまで……!?それに!ヤツがもう すぐそこまで!また…!!増援です!!早く!!援護しなければまたやられます!」
「…グンタさん!?」
「……!?エルドさん!! 
!?なぜ… リヴァイ班がやらなくて誰があいつを止められるんですか!」
「!! また死んだ!助けられたかもしれないのに…
…まだ一人戦ってます!果敢にも!今なら… まだ間に合う!」
「戦いから目を背けろと!?仲間を見殺しにして逃げろってことですか!?」
「見殺しにする理由がわかりません!それを説明しない理由もわからない!なぜです!?」
(まだ戦っている!たった…一人で…
イヤ… 一人でだって戦えるじゃないか 何でオレは人の力にばっかり頼ってんだ 自分で戦えばいいだろ)

『了解です!』
『! 合図だ…』
(巨人の操作… 壁を塞いだ時以来か… もしまた暴れでもしたら… オレは今回リヴァイ班に殺されるかもしれないのか…)

『ハンジさん… 巨人になれません』

『し…しかし』
『……!』
(何で…先輩方は失望してないんだ…?オレが巨人にならないと大変なのに…
…まるで 現状を変えることを望んでないみたいだ…)
『うっ』
『ええ…』
『ん…』
『な!? な…何で今ごろ』
『リヴァイ兵長 こ…これは…』

 

 

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