皆様こんにちは。
今週に入って、バタバタとスケジュールが埋まり、来週のJMCA認証試験まで日が無い事もその要因ですが、ジクサーSF250用のステップポジションパーツの実走テストも平行して行なっていたり、更にはマフラー量産部隊のお手伝いもあったりと、気が付けばあっという間の一週間でした。
そして昨日ですが、いつも大変お世話になっているRC甲子園西上社長率いるYSP箕面さんまで2022年モデルのYZF-R25を引き取りに行って来ました。
もうですね、ロードレース・モトクロスを問わず、2輪レース業界においては「ヤマハファクトリー=中須賀克行選手=RC甲子園・西上社長」といった感じで(笑)、ヤマハの重鎮として有名ですが、コワもてのお顔からは想像出来ない位に優しくて、今回もYZF-R25の車両手配で相談に乗って頂き感謝です。
(田丸店長、西上社長、ありがとうございました。)
「車両型式が変わっただけでバイク買って、マフラーの認証試験受けるのも大変やな。」と同情を頂きながら(笑)、ハイエースに車両を積んで昨日夕方に帰社、昨日は大雨だったので、バイクを降ろしただけで昨日の仕事を終え本日早朝から早速の慣らし予定です。
で本日、暖機運転を済ませた状態で何気にスマホで写真を撮っていると。。。なんかめっちゃ違和感を感じるんですよね。。。写真を撮っていて違和感が何か分からずでしたが。。。もしかして!!??
今日まで全く気が付いていませんでしたが。。。
純正マフラーレイアウトが思いっきり変更になっていました。。。(笑)
昨日も西上社長と展示しているバイクを見ながら話をしていたのに、「マフラーは変更無し」という先入観で、全く気が付いていませんでした。。。(笑)
見にくいですが、こちらが2019年YZF-R25(2BK-RG43J)のマフラーレイアウトです。
明らかに管長も変わっており、オマケにエンジン下にあった筈のタイコが無くなっています。
サイレンサーの中身は別にして、外見的にサイレンサー部は同じですが、ステップ下はスッキリしてる事が分かります。
2015~2021年YZF-R25の純正マフラーはエンジン下のタイコまでで既に消音の大部分が完結しており、最後のサイレンサー部で音量・音質の調整、そしてエンジン特性の最終的な味付けという役割で、サイレンサー部を取り外した状態で音量を計測しても94~95dBと、規定値の94dBをわずかにオーバーする程まで音量は押さえ込まれてましたが、2022年モデルでサイレンサー部を外して音量測定してみると。。。101~103dBという事で、これはレースレギュレーション(105dB)ギリギリの感じです。
ダメだとは理解しつつ、S.O.Vスリップオンサイレンサーを簡易に装着して測定してみました。
結果はほぼ同じで100~101dB。
という事で来週のJMCA認証試験はパスする事に決定です。
仮にこれで音量がOKとなっていても、エキパイの管長が大きく変わっているという事は、エンジン自体の性格も変わっていると考えられるので、私の性格上このまま試験を受ける事は絶対にありえないので、じっくり仕切り直してまずはスリップオンから取り組んでいきたいと思います。。。その前に慣らしですが。
折角、ご厚意で車両を手配して頂いたのですから、イチからの開発になるのは想定外だったとしても、マフラー開発するのが仕事の私にとっては、嬉しい誤算でテンションが急上昇中です(笑)
また詳細に関しましては、来週以降ブログで追々書いていこうと思います。
当然フルエキも再開発するよ~(笑)
それでは皆様にとって良い休日を。