皆様こんにちは。
大阪は昨日今日と非常に良い天候に恵まれており、明日までは絶好のベンチテスト日和です(笑)
2DAY開催のJMCA認証試験に向けてフルエキゾーストの準備までを一気にした事もあり、昨日ベンチテストをするつもりが、準備作業に時間がかかって本日からのベンチテストとなりました。
昨秋に発売された20~CBR250RRですが、現時点までに17~19CBR250RRとのパワー面での比較データ等を私は目にした事がなく、ネットでも検索したりしていましたが私の検索方法が悪いのか、見つけられなかった事もあって、すごく新鮮な感じでノーイメージからのスタートとなりましたが、まずは20~CBR250RRのノーマルデータから。
もの凄いパワー感、そして凄いパワーグラフとなりました。
CBR250RRの(17-19)国内仕様、そしてフルパワーと言われるインドネシア仕様とは全く違う次元の力強さといいますか、ベンチテストして感じたのは「50ccくらい排気量アップ」したパワー感でした。CBR300RR?みたいな。。。
あくまでも弊社計測データでの比較グラフという事でご理解頂ければと思いますが、17-19CBR250RRとの比較データがコチラ。
あくまでも弊社での実測値としてピークパワーの差は2.3馬力ではありますが、中高速域の力強さはご覧の様にまさに一クラス上の排気量かと思わせるほどのグラフを描いています。
あくまでもグラフ上ではありますが、17-19CBR250RRのピークパワーを20~CBR250RRでは10,647rpmで達成しています。
因みに数値はクランクシャフトで計測した数値ではありますが38.9馬力と、スペックデータに違わないデータになっています。(リヤホイールだともう少し数値は下がります)
カワイさん、凄すぎじゃないですか!。。。すみません、独り言です(笑)
正直、ここまで凄いとは想像していませんでしたが、マフラー屋さんとして頭によぎるのは。。。
そう、これ以上パワー上がるの??という事(笑)
またノーマルマフラーでの音圧(音量)も結構凄くて、加速音量を抑制しながらパワーアップを図れるのか??という、あまり考えたくない。。。いや考えないといけませんが(笑)、スリップオンの次に開発するフルエキゾーストの事で頭が一杯です。。。(笑)
パワーグラフを穴が開くほど見つめた後、閃きというかスリップオンサイレンサーの構造を少し変更、吉と出るか凶と出るかはこれからですが、サイレンサーが完成したのが約30分位前、午後4時を過ぎたので本日のパワーチェックは終了。
明日からドキドキでスリップオンのベンチテストに入ります。。。何かめっちゃ嫌な予感がしてますが(笑)
明日朝イチはラウンドタイプから。まぁ、頑張ってみます。
それとショートにするかロングにするか週末から悩み続けていたSS-OVALタイプのサイレンサー。
本日、いつも開発でお世話になっているCBR250RRオーナーの「たると@CBR250RR(MC51)」さんが、何と私のブログを読んでツイッターで、『ショートサイレンサーとロングサイレンサーのどちらが好みか』というアンケートを取ってくれ、その集計結果をご連絡下さいました。
短い期間に何と119人の方々がアンケートに参加してくれたみたいです。(感謝感謝です。)
その結果は。。。ショートタイプが56%、ロングタイプが44%という結果を頂きました。
結果はかなり拮抗していますが、せっかく頂いたこのデータを参考にSS-OVALタイプはショートタイプで開発に入る事を先ほど決定しました。
このアンケートに関しまして、たるとさん、そして弊社製品ページにもマフラー装着車両写真でご協力頂いているしゅんさん、並びにたるとさんのアンケートでご協力頂いた皆々様には心から感謝を申し上げます。またアンケートに参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。
ワタクシ、ツイッターをしておりませんのでこの場を借りて御礼申し上げます。
背中を大きく押して頂けた感じで私もモヤモヤ感がなく、スッキリした気持ちでショートタイプの開発に入れます。
先にも書きましたが、20~CBR250RRは馬力アップ&圧縮比アップに伴い、加速走行音がかなり大きく、その音圧を感じており、開発途中でパワー&音量面を考慮して状況次第ではロングタイプになっていくかも知れませんが、いずれにしてもしっかり開発に励みたいと思います。
今は。。。本当にパワーが上げれるのかより、パワー落ちたらどないしよ?みたいな恐怖心が勝っている次第です(笑)
どれだけ一生懸命、そして真面目に造ろうがパワーが下がる様な事があれば、ただの金属スクラップと同じになるので、明日は程よい緊張感で臨みたいと思います。
それでは本日はこの辺りで失礼致します。
今宵は焼肉でも食べてまずは自分をパワーアップしてみます(笑)