暮れの挨拶という事で、アルファのエンジンを弄ってもらっている工場に挨拶に行く。

 

 

 

夕方 六時前だが、あたりは真っ暗。

工場には電気が付いているので、車を停めて中に。

 

工場内には、地面に置かれた金属の水槽のようなものの中に、エンジンパーツが液体と共に漬かっている。

 

「おおっ来たの。

今さ、丁度あなたのエンジン洗ってんのよ。

相変わらず汚いねーー。」

 

よく見ると、水槽の中は白く濁った 洗浄剤(サンエスかな?)を溶かした液で、

その中にチェーンカバーが浸かっている。

 

「安いから超音波クリーナーっての買ったんだけど、中国製はダメかなーー?。

ちょうどいいから、試しにあなたのでやってたのよ。」

 

社長は

エンジンチェーンカバーを持ち上げて、汚れ落ちを見ながら、そう話してくれた。

 

洗浄剤は温かく、よく見れば ジーッ という音と共に、

黒いオイルが少しづつ液体表面に浮いてきているよう。。。 

自分が持ってる小型超音波洗浄機と同じ音だ。

 

「落ちねーか? だめかねーーー?。。」そうつぶやく社長
 

それから

ヘッドが上がってきているとの事で、見せてもらう。

 

シートカットとガイドバルブの打ち直し、軽く面研。燃焼室を初めてみたが、半球が二つ合わさったような形になっている。

排気バルブはノーマルでも相当デカイんだな、アルファって、、。(総じてバルブが大きかった。)

 

「ツインプラグするときは 真ん中の穴埋めて、両側に穴作んのよ」そう説明された。

プラグも細いの二本ではなくて、ノーマルサイズを使うと言う。

 

へーー。鋳物の巣とか問題ないんですか?

そう聞く自分に

 

「この頃の アルファのヘッドは質良いわーー。金型鋳造だろ。」と社長

 

えっ? その前の砂型は良くないんですか? 

 

昔の製品の方が、質が良い。と

勝手に思っていた自分には意外だった。

 

前回見せてもらった

オーバーホール中の、ランチャ挟角V4のエンジンは砂型鋳造のブロックの

鋳肌が、ものすごく綺麗だったで、

やっぱ昔のはすごいわー。。と思っていたからだ。

 

「ああ だめだねーー。砂型ってのかーー、アルミの質が良くねーのかなーー??」

 

社長はそういいながら、水槽からチェーンカバーを取り出した。

 

「おっちょっと綺麗になってるねーー。。。」

そういってこちらを見ながら


「それよりーーなんか ーー

あなたの車やってる時に限って いつも来るよねー あなた。。」

そう苦笑する社長に、、、

いやーー

いつも来るたびに、うちの車の事やってくれてるなー。 

と思ってたんですよーー笑。
と答える自分。

「そんな手かけてたら、こっち潰れるよ 」と社長が笑う。

「ずっとほっといて、今日 この洗浄機が来たから、試そうってんでやってたら、来たもんなーー。この前もそうでしょ。」 
 

ちょくちょくでも無いけど、ちょこちょこそんな事ってありますよねーー、、

なぞと答え、それから、暮れの手土産を渡し、暫く話をした。

 

「まっ ハイカムとバルブスプリングが来れば組めっから。  来年にはいけんでしょーー。」

 

おおっ ついに、アルファが復活する。