昔  

隅田川だったか、、、 

花火大会を直接現地に観に行ったことがある。

 

浅草橋駅へ向かう電車の中で既に混雑。 

ホームに降りても人が一杯。

駅を出ると、道には人人人 の大渋滞。

車道は会場周辺一帯 全面通行止めで、到るところに 灰色の機動隊の車両が配置されている。

側道には黒黄色のロープが張られ、大混雑した人の波が 一方通行に規制された 車道上をイモ洗いのようにひしめいている。

群衆のざわめきの上を 音質の悪いスピーカーから、機動隊や警察官の声や警笛が飛びかっている。

自分がどこにいるのかわからないまま 人の波にもまれていると、そのうち花火が始まった。

 

ドカンッ! という腹に響く音がすると、群衆のオオッという声が響く、警察のスピーカーから怒声が飛ぶ、

「はいッ 止まらないでっ!! 危ないっ」

「そこっ!! よそ見しない。歩いてッ!!」

「立ち止まらないッッ!! 歩いてッ すすんでッ!!」

そんな怒号の後ろで 

ドカンッ ドカンッ!! バラッバラッ!! ヒューッ ダーンッ!!! 

そんな音が響いて、ビルとビルの間を 眩しい光がおびただしく 飛び交うのが見える。

 

ホラッ危ないッッ!! 止まるなッ そこッッ!!

機動隊や警察の怒号が 負けじと響き渡っていた。。。

 

それ以来、大きな花火大会には行ってなかったなー

 

 

昨日の

琵琶湖花火を見ていて、、、

 

避難民みたいだったなーー と

あの時の風景を少し思い出していた。