納得したのでヨシ！

毎度ばかばかしいお話を一席。

趣味って～のは案外、難しいもののようですな。

あっしのような無趣味、無特技、無味無臭の無粋な人間にはさっぱりなんでござんすが、ここに最近、つまみ細工にはまっている八っつぁんてぇのがおりまして、なんやかんやこさえては、長屋のご隠居さんに見せにくるんですな。

ご隠居さんにしてみれば、迷惑な話。ウソでも世辞の一言も使わなくちゃならない。いい加減うんざりしているんですが、そんなこたあ関係なく、きょうも八っつぁんはやってくるわけです。

「こんちわ～、ご隠居さんいますか、こんちわ～。いえね長屋の連中にね、ここにきたら褒めてもらえるって聞いたもんですから、ご隠居さん、どうぞ盛大にあっしのことを褒めておくんなさい」

「…まったく、お前さんくらい礼儀を知らないやつはいやしないよ。いきなり飛び込んできて褒めろだなんて言語道断ってやつだ。どうせ言っても通じないだろうから、いいよ、見せてごらん、お前さんのこさえたそのつまみ細工とやらをさ」

「へぇ、これなんですが…」

「ほう、胡蝶蘭かい？　これはまたよくできてるじゃないか」

「…そうですかい？　あっしにはとてもそうは思えないんですけど、不細工だし」

「これこれ、ヒトに褒めてくれと言いながら、自分で不細工ってのはないだろう」

「あ、褒めて欲しいのはこっちじゃないんです。それは前につまんだものなんですが、時間や手間がかかった割にはいまいちデキが気に入らなくて、新たにつまんだんですな。褒めてほしいのはそっちでして」

「なに？　それを早く言いなさいよ。…ま、いいだろう。それにしてもどこがどう気に入らなかったんだい、これの？」

「へぇ。まず胡蝶蘭ってのは、白色の花びらの真ん中に、黄色やピンク、紫の花芯があるんですな。いろいろな色があるんですけど、一つの鉢に咲く花の色は一緒なんでござんす。それをあっしは、三色一緒くたに植えちまったってわけでして」

「なるほど、そういうもんかね」

「へぇ。それに花の数が違ってやして」

「花の数？」

「めでたい席に贈ることの多い胡蝶蘭。奇数だとさらにめでたい！　その奇数の花を二列にすると、『二重の幸運』てな意味になってもっとめでたいそうなんです」

「おかしなことを言ってるよこの人は。まあ、そういうこともあるんだろう、で、作り直した胡蝶蘭ってのはどれだい？」

「へぇ、これなんですが…」

「ほう、これがそうかい」

「へぇ。前回のは植木鉢が宙に浮いちゃってる風になっていたのも気になっていたんでやして、

花を全体的に小ぶりにしたんでござんす。大きさの比較のために２ℓのペットボトルを隣に置いてみますと、

こんな感じでござんす。ご隠居、じゃああっしはこれで失礼しやす！」

「なんだい、もう帰っちゃうのかい？」

「へぇ。またこんど、ゆっくり褒めてもらいに来ます」

「馬鹿いってるよ」

てな感じできのうの午前中はつまみ細工をして過ごしました(￣ｍ￣〃)ぷぷっ!

落語もどきには、「子ほめ」をベースにしたんですけど、う～ん正直、落語になってないっつ～💦

この胡蝶蘭つまみ細工には、いつか「開店祝い」とか「祝当選」とか「○○さんへ」とか「公演お祝い申し上げます」等を書き添えて、贈りたいと思います～♪（ブログをお読みの方で、チカヂカお店をオープンされる予定がある方、もしくは、初舞台の予定のある方、もしくは、場所を取られるしめんどくさいけどもらってもいいよという奇特な方、いらっしゃいませんか(;^ω^)？　ご一報いただければ、差し上げますよおm(__)m）

てなきのうはただつまんでいたわけではなく、頭の中で仕事していました(￣ｍ￣〃)ぷぷっ!　ってまあ、ああでもない、こうでもないとアイデアをこねくり回していたんですけども。

じっとパソコンに向かうよりは、手先を動かしていた方がいい考えが浮かぶことが多いんです～♪

てなことで、午後は、仕事( ..)φ

仕事がひと段落したところで、本を返却しに図書館へ～♪　ついでに薬局で咳止めの薬を購入。

夕方、ダンナと合流して、姑の老人ホームへ。

なんでも新しくきた軽量の車椅子がお気に召さないんだそうで"(-""-)"

とりあえず一週間は使ってみないと…ということだそうです。

母の日のプレゼントのお返しだとかで、梅干しをもらいました♪

夕食は、ダンナの強い希望で