「もうお前とは
縁を切る!」

いったい何度
そう言われただろう。

父と私は
生きている間ずっと
会えば必ず
いや言葉を交わせば必ず
と言っていいくらい、

ケンカをして
相手を突き放して
縁を切る宣言をしていたように
思う。




心理カウンセラー/卒病コーチの
古庄由佳です。


 

「あなたたち、
そっくりだよ」
と言われたこともあるけれど、

私が
あの父に似ているなんて
とてもじゃないが
1ミリも認められなかった。


父はいつも
私を傷つける。


そう信じていたから
できるだけ遠くへ遠くへ
父から遠ざかりたかった。


だから
1日も早く
故郷を離れて
一人暮らしをすることが
10代の頃の私の
一番の目標だった。


たたただ
遠ざかりたい存在だった父が
心の勉強をし始めてから
少しずつ
私の中で違う存在になってきた。


ああ。あの人にも
あの人なりの事情が
あったのだなと。


そう思えるようになってきてからも
ケンカはお約束のようにしていたけど
ケンカの種類が少しずつ
変わってきたように思う。


傷つけ、突き放すケンカから
自分を見せ合うケンカへ。


とても怖くて
いつも逃げたかったのに
本当は
近づきたかったこと。


大嫌いだと思っていたのに
本当は心の奥底で
認めてくれる日が来ることを
ずっと待っていたこと。


父に対して
そんな思いがあることに
気づき始めていた矢先に

父は亡くなった。


もう7年も前のことだ。


父が亡くなった時は
なんだか
長い戦いが終わった後のような
感覚だった。


父にも
自分にも
おつかれさまと
言いたいような。


憎しみは薄れていたけれど
母を亡くした時の
あの悲しさ、さみしさとは
ちょっと違う。


なんとも
言葉にしづらい。


そして。

父はもういないのだけど、
それでも
やっぱり
遺影を見ると

子供の頃に
叱りつけられた
あの怖い顔を思い出してしまう。

あの時の
大きな声を思い出してしまう。

あの

怖くて
怖くて
怖くて
どうしようもなく
怖かった

体が固まって
何もできない
何も言えない

小さな時の私の
体の感覚を
思い出してしまう。


そして


少し大人になってからは
その怖さを隠して
必死に父に負けじと
威勢のいいフリをしていた
自分を思い出してしまう。


それがイヤで
しばらくのうちは

父の写真を
見ることができず
しまいこんでいた。



それなのに。


一体

どうしてしまったのだろう。


最近は、
毎朝、父の写真に
話しかけている。


遺影ではなくて
もうちょっと
カジュアルな格好をした

写真の中の父に。


「おはよう。
今日もよろしくね」

と語りかけている。


ぜんぜんイヤな気持ちじゃなくて

ぜんぜん無理やりじゃなくて
 

今の私は
なんというか
写真の中の父と
仲良しなのだ。

 


大好きなお父さんに
話しかけている。

近くにいて
見守ってくれていると
信じている。

 

 

そんな感覚。


いったい
どうしたというのだろう。


ひとつだけ言えることは
父に愛されていたことを
疑いなく受け止められるように
なったことだ。


「愛し方が
下手くそな親であった」

これだけは
間違いがない。


そして
私もまた

「愛し方が
下手くそな子供であった」

間違いない。


親って
なんと厄介な
存在だろう。


この人生の中で
何度そう思ったことか。



でも
関係性は
いつからでも変えられる。


たとえ
亡くなってからでも。



大嫌いだったのは
大好きだったから。


私がそうだったのだから
あの人もまた
そうだったのだろう。


距離が近いと
うまくいかなかった。


あの世と
この世に離れてみて
やっと素直になれたのかもしれない。


私たちらしくて
ウケる。笑



最近、
故郷の徳島に帰ると
山盛りのお土産を
買ってくるようになった。


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鳴門のわかめは
歯応えがコリコリしていて
食べるたびに
「つよっ!」と
ツッコミを入れたくなる。


海部の藻塩は
私の中の
ベストオブ塩。


半田そうめんは
私の中の
トップオブそうめん。


徳島のすだちは

これを絞るだけで
美味なドレッシング。


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あれ?
私ってこんなにも
地元の味が好きだったんだっけ?


亡き父との仲直りが進むにつれて
本当は
故郷が好きだったことも
故郷の味が好きだったことも
思い出せるようになったのだろうか。


父との記憶に

密接につながった
故郷の記憶。


たぶん私は
もうずっと長いこと

封印してきたのだろう。


本当は大好きなものへの愛着を

封印して
まるで何も感じていないかのように
振る舞うのは

きっと
さみしくて
苦しかったはずだ。

 

 

美味しいという記憶さえ
封印してしまうほどに。



先月
帰省した時に
地元の味を堪能しながら
そんな話をしたことを
ふと思い出した。

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こんな話を
たくさん聞いてもらった。

こんな変化を
一緒に喜んでくれる人がいた。

ありがとうー♡

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おわりうさぎ





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