Natural★Flow  -2ページ目

Natural★Flow 

福岡県北九州市在住フリーライターのブログ。

いろいろな人や情報と出会って感じたこと、伝えたいことを綴ります。

自分のココロに忠実に、書きたいことをありのままに…。

7月3日、「三人寄れば文殊の知恵」発祥の地といわれる
大分県国東半島の文殊仙寺に行ってきた。
知恵の神様・文殊菩薩をご本尊とする修験道の山寺だ。

「三人展のみなさんで行ったらいいですよ」
と国東の友人に勧められ、9月の三人展に向けて
新しい知恵を授かりますように…と願いを込めて。
朽網駅で待ち合わせ、佳世ちゃんと一緒に久子さんの車に乗って出発~!

こんな感じで動くときは、いつも何かが起こる。
大きな気づきがあったり、ビジョンが見えたり、過去世とご対面したり、
シンクロの連続だったり、啓示を受け取ったり。
不思議な体験をいろいろしてきた。
最近の出来事から見えてくる自分の課題や次の展開について、
…と言葉にすると固くなるが、楽しくおしゃべりをしながら国東に向かった。

パワーストーンアーティストの佳世ちゃんは、石から情報をキャッチする。
相手の潜在意識、葛藤や疲労、その他もろもろ…。
しんどいものを保有している相手と会うと、自分もしんどくなる。
この壁を越えなければ仕事を続けていけない、という限界を感じていた。

久子さんは、ヒーラーとして、奏者として、朗読者として、
次の展開に向けて歩み始めていた。
直感に従って、たおやかにチャレンジを続けている。

私は、何かと頼まれごとを受けやすい癖を再度自覚し、
自分にしかできない仕事をやっていく必要性を感じていた。
よいことや、できることをしていたら、本来の自分の使い方を誤る。

今まで何度も自覚してきたことだが、また違ったレベルで、
仕切り直しの時期にきていた。
らせん階段のように、上がっているけれど同じような課題を見る。

肯定的、好奇心旺盛、頼まれやすい、引き受けるとちゃんとやってしまう。
だからこそ、気をつけないといけない。
お断りする、というよりも、他人の仕事を受け取らず、
しかるべき人にやっていただく。
他の人ができることは、他の人にまかせて、
疲れないやり方で自分の時間を創るのだ。

時間がかかっても、お金にならなくても、
この体験をブログに綴ることは、私にしかできない役目の一つだと思っている。


お寺まであと少しというところで、道に迷ってしまった。
なんか違うな~と嫌な予感がして、車を停めると、
目の前に一台の軽トラが、すーっと停まった。
道を歩いている人は一人もいなかったので、
このおじさんに聞くしかない!まさに救世主登場。

やっぱり文殊仙寺は逆方向だった。
なんでナビは全然違う道を示したのだろう。
「曲がるところでハザードを出すからねー」と、
ご親切に途中まで先導してくれた。
北九州から3時間ほどで、文殊仙寺に無事辿り着いた。

$Natural★Flow 

あー!本当に「三人寄れば文殊の知恵」と書いていある。

$Natural★Flow 

なんか、うれしい。
きっと知恵を授かるような気がする。

$Natural★Flow 

緑の息吹を気持ちよく感じながら、長い階段を上った。

$Natural★Flow 

到着すると、お腹はペコペコ。
神様にご挨拶をして線香をあげた後、
予約していた精進料理をいただいた。
期待以上に豪華で、美味しくて、大満足!

$Natural★Flow 

$Natural★Flow 

(注)精進料理は4人から。一人2500円。
私たちは4人からと知らずに申し込んでしまい、
先方のご厚意により特別3人で出していただいた。


「せっかく遠いところを来られたのだから、
 何かされますか?
 写経とか、座禅とか、護摩だきとか…」

「護摩だきやってみたーい!」と意見が一致し、
わくわくしながら、本殿に移動した。

本殿は奥の院でもあり、さらに階段を上がって山に近づく。
午前中は晴れていたが、午後から小雨がちらつきはじめた。
辺りは少し薄暗くなり、本殿周辺は独特な雰囲気に包まれている。
役行者さんを拝んだ後、本殿に入った。

$Natural★Flow 

雰囲気は独特だが、厭な感じはない。
長い歴史、畏敬の念、厳粛さ。
タイムスリップしたような感覚もあった。

$Natural★Flow 

実は、誰も護摩だきというものを知らなかった私たち。
5千円と聞いて、そんなにするの?と一瞬思ってしまった。
木に願い事を書いて燃やしてもらうのかと軽く考えていたが、
どうやらそんなレベルではないらしい。

一人ずつ用紙に家族全員の名前と生年月日、
願いごとを書き、祈祷していただく副住職に渡した。
これは、神社でいうところの正式参拝なんだ、
と遅ればせながら気づいた。

本殿の中は、まさに異空間。
漆黒の静寂に包まれている。
結界がはられているような厳かな場。
自然に背筋が伸びた。

副住職が火を焚きながら経文を唱える。
私たち3人は椅子に座って、その様子をじっと見ていた。
炎が真っすぐに燃え上がる。
風がないせいなのか、まるで芯が通っているかのように
炎の姿は揺らがない。
ゼロ磁場のような空間だった。

混じりけのない純粋な火。
それは、ろうそくのように安らかな火ではなく、
キャンプファイヤーのように暖かみのある炎でもなく、
どんど焼きのように、さまざまなものを焼き尽くしながら踊る炎でもなく、
凛とした強さを持つ美しい炎だった。

火を見て美しいと思ったのは、初めてだった。
純度が高くて軸があり、潔いことが美しい。
このあり方が、真の知恵につながる。
そう確信した。
太鼓の音が、体の芯まで響いた。

一通りの儀式が終わると、護摩だきについて説明があった。
いろいろなお話をさせていただいた後、
久子さんが「ハモン」の楽器を奏でた。
音が波動となって、響き渡った。

こんな深い体験ができるとは…。
金額をはるかに超える大きな価値があった。
導きに従って動いた先には、いつも予想を超える何かが用意されている。

$Natural★Flow 

結局、文殊仙寺には3時間ほど滞在した。
1時間半くらいかな、と思っていたので、
次に立ち寄る豊後高田市の友人宅に電話を入れ、
遅れる旨を伝えた。

次の行き先を副住職に伝えると、親切に道を教えてくれた。
豪雨の中を出発!
風がなく、真っすぐに天から降り注ぐ雨。
洗われているようで気持ちがよかった。

ところが、しばらく走ったところで、また道に迷ってしまった。
副住職からいただいた地図と、ナビが示す道が違う。
逆方向なんじゃないかな…と、停まって考えていると、
隣に一台の車が停まり、窓を開けてこちらを見ていた。

あー!! 文殊仙寺の副住職。
「車が停まっていたので、やっぱりそうかなと思って」
すごい再会。なんでーここにいるの!?
やっぱりって…、なんで私たちだってわかったの??
そもそも車を知らないし、雨で外から顔も見えにくい。

「一年に何回かしか行かないところなんですけど…、
帰ってきたらまだ車が停まっていたので」
と微笑みながら言った。
「逆方向です。ハザードを出すので、そこから曲がってください」
これって、行くときに会ったおじさんと同じセリフだ。

「ありがとうございます!!」

「有り難い」という言葉の意味そのものを体験し、
並々ならぬご縁を感じた瞬間だった。

副住職の車の後を走り、教えてくれた道を曲がって、
無事、豊後高田市の友人宅に辿り着いた。

友人宅では、台湾仕込みのお茶会をした。
十年以上前、台湾在住時に大好きだった茶の世界。
お茶屋さんに数えきれないほど通い、
いろいろな名茶を飲み、作法も教わった。
すっかり忘れていたこの世界を、最近になって思い出す機会があり、
趣味&芸として復活した。

$Natural★Flow 

茶道具一式と、厳選した茶葉を持ちこみ、
みんなで極上の味と香りを楽しんだ。

豪雨のために電車が止まっているというので、
夕食は夫に任せ、ゆっくり滞在してから帰宅した。
これもラッキーだったなぁ。

苅田駅まで久子さんの車に乗り、佳世ちゃんと一緒に降りた。
もうすっかり雨は止んだというのに、まだ電車がストップしていて、
20分待ってから出発した。
結局、予定より3時間ほどオーバーして帰宅。
夫と子どもたちは夕食もお風呂も終え、テレビを見てくつろいでいた。
食器もきれいに洗われていた。

なんて素敵な流れ。
この安堵感、主婦ならわかるはず!

時間の枠も飛び超えたような一日だった。


先週、3回目の三人展が終わった。

それぞれに忙しい毎日で、あまり準備する暇もなく、
どうなるんだろう?まぁ、なんとかなるか。
というノリで始まった。

平日3日間のプチバージョン。
告知に力を入れなかったわりには、
たくさんの人が来てくれた。

自分に必要なタイミングで訪れ、
共振のスペースを満喫していった人ばかり。

会を重ねるごとに、お客さまも私たちも
どんどん居心地がよくなっていく。
そして、奇跡があたり前のように連鎖していく。

今回はオーダー品が多く、いろいろな可能性を
お客さまに広げていただいた。
本当にありがたい。
もっと作品を作りたい、結びの世界を表現していきたい。
心からそう思った。

そのために、エネルギーをうまく回していくことはもちろん、
現実的に時間の使い方を変える必要があると思った。
意図的に少しライターの仕事を減らし、もっと余裕を持たなければ。
でも、北九州のライターはみんな忙しくて、いっぱいいっぱい。
仕事を減らして迷惑をかけたくはないな、と思っていたら、
昨夜、新しいライターさんが見つかった。


今回、初めてライティングコーチを受けたTさん。
なんと夫の従妹の友達だった。
その従妹というのは、親同士が仲たがいをして、
20年以上連絡が途絶えていた人。
私たちの結婚式にも呼べなかったので、
名前を聞いたことがあるが、会ったことはなかった。

こうやって、ちゃんとつないでくれる人がいるんだなぁ、
と感謝の気持ちに包まれた。
さらに、ご本人からメールが届き、私は号泣してしまった。
会ったこともないのに、北九州に来てからの私の苦労を察してくださり、
あたたかく真っすぐな気持が伝わってきた。
今はすべての状況が好転し、苦労など感じていないが、
当時の残りかすが一気に燃えて、つらかった想いが昇華した。


三人展に来てくれたお客さまが、意外な知人と友達で、
久しぶりにその知人から連絡があった。
ネックレスのオーダーをしたいが、三人展には行けないので、
直接自宅に来ると言う。
昨日来てくれて、30分ほど彼女の車の中で話をした。

昨年、どれだけ私の内面が変化したか気づいた知人。
スピリチュアルな世界に通じている人で、光も闇も見える人だ。
いろいろな情報を交換した後で、明らかに私にスイッチが入った。
みぞおちの深い場所で白い炎が燃える感覚。
清廉で静かな怒り、ケガレを清める強い浄化作用、
一切迷いのない使命感、クリアーに冴える感覚。
瀬織津媛のエネルギーだ。


滞っていた場所や、閉鎖していた水路に水が流れ、潤っていく。
新しい循環、次のステージが始まった。
来週からまた「三人展~響く・創る・結ぶ~」が始まる。

 ●6月12日~14日 門司ジラソーレにて

創る人・中村佳世さんがブログを開設してくれた。
三人展のブログ

昨日までライターの仕事が詰まっていたので、本格的な準備は今日から!

がんばろう音譜