龍脈を繋ぐ冒険(5) 福智山・後篇 | Natural★Flow 

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福岡県北九州市在住フリーライターのブログ。

いろいろな人や情報と出会って感じたこと、伝えたいことを綴ります。

自分のココロに忠実に、書きたいことをありのままに…。

「慈愛に満ちた表情を、その時、誰もが浮かべていたのが印象的でした」
と、トラークルさんのブログに綴られている。

確かに、あの時、私たちは満ち足りていた。
すべてが繋がっている感覚を、分かち合った。

そして、公園の芝生広場にゆったりと座り、
いよいよ「福智山ワークショップ」が始まったクローバー

70歳のSさんは「みなさんと一緒にここに居るのが夢のようです」と
素敵な笑顔で語り始めた。
Sさんとは初対面だったが、温かいハートと素晴らしい人格が、
びんびん伝わってきたドキドキ

「今日は、皆さんに大きな力を授けよう」というメッセージを
受け取っていたことを、みんなに伝えてくれた。
Sさんの言葉は、ズドーンと胸に響いてくる。
まるでハートに耳があるような感覚を味わった。
Sさんの大きな歓びの波動が伝わってきた。

また、神社では頭が締め付けられるように痛かったそうだ。
あ~、私がなんか頭がざわざわするなぁと思っていたときだ。
敏感な人は、その何十倍も感じていることを知った。

その後、みんなそれぞれに感じたことをシェアした。

錫杖(しゃくじょう)がシャンシャンと鳴って、5芒星が6芒星に変わった。
光がスパイラルして昇華した。
など、いろいろなビジョンが見えた人もいた。

同じ場所で同じ体験をしているようで、それぞれ感じること、見えることが違う。
大きなフィーリングは一緒だったが、シェアして気づくことは多かった。
ユニークなメンバーたちの話は、とても楽しかった。

私は、ワークショップの中で、福智山に来られた意味に気づいた。
福(幸せ・豊かさ)と智(智慧)は両輪である。
互いに支え合い、育んでいくものである。
どちらかだけに偏らず、その両方を実践し伝えていくことが
自分の役割だと。

ワークショップの後は、芝生の上にシートを広げてお弁当を食べた。
とびっきり、美味しかったおにぎり

昼食後、小さい子ども連れの方が3組帰り、
次の目的地、石槌大権現に向かった。
3台の車を連ね、山道を走る。

駐車場に車を停めて、杉林が茂る山を登って行くと、
びっくりするほど、たくさんの不動明王や石仏が現れた!
弁財天、天日如来など、数え切れないほどの石像が、
あちこちに立っている。
巨石が多く、荘厳な雰囲気。
大地のエネルギーを強く感じる場所だった。

福智町の石槌大権現は、四国石槌山より分神霊場として開場した。
四国の石槌山は日本七霊山の一つとして名高く、
修験道の開祖・役小角(えんのおづぬ)によって開かれた。
この地は、修験者たちが集まる道場であったのだろう。

さらに上がった森の中に、鳥居があった。
急な坂をどんどん登っていくと、柔和な表情の寿老人(じゅろうじん)、
そして岩の裂け目の中に、赤い炎を背にした不動明王が潜んでいた。

小さな子どもが、嬉しそうに
「ここ、ここ!」と教えてくれた。

あぁ、確かにここだね、とみんな納得。
ここで光を繋ごうキラキラ

目を閉じると、地面から突き上げてくるような
エネルギーを感じた。
足の裏にじんじんと響いてきた。

祈りを終えて目を開けると、岩場に光が差し込んだ。

石鎚大権現の開けた霊場で、私は一体の不動明王像に目がくぎ付けになった。
なぜだろう。
帰る瞬間まで、いつまでもじーっと眺めていた。

福智山を下り、平尾台へ繋がる分岐点で、私を含めた3組は帰宅することにした。
大人5人と子ども2人は、最後の聖地、青龍窟に向かった。
みんなで握手をして別れた。
ほどよい疲れと、じんわりとした達成感があった。

不思議で貴重な体験をした一日だった。


翌朝、明確なメッセージが来た。
「火のエネルギーは入った」メラメラ

4月に「縦を貫く火の力がまだ足りない」
と告げられたことを、瞬時に思い出した。

よかった!!
行った甲斐があった!

「火」は、私にとって大きなギフトだったプレゼント


4月29日のブログを振り返ってみると…。

 横に流れる水の力は十分に持っている。
 縦を貫く火の力がまだ足りない、と瀬織津姫から告げられた。

 私は穏やかに生きるために北九州に来たのではない。
 本来の仕事をするためにいるのだから。
 この荒々しい土地で、自分自身に火を入れ、真の浄化をするためにいる。


そして、福智山に行った日のダイアリーには
「私は今日、かまどに火を入れた」
と書いてあった。

その日に感じたことを、さらっとメモしたのだろう。
自分で書いていたことを、すっかり忘れていた。

エネルギーの源は、火と水。
「火(か)水(み)=神」ともいわれている。

縦と横。陰と陽。

統合されたときに、真の力が生まれる。