前回の続きです。
学校の歴史で曖昧だった(ワザとしっかり教えない)“白村江の戦い”が腑に落ちます。
白村江の戦いの裏には日本国・百済国・高句麗国を滅亡させるという、唐・新羅国・扶桑国の三国密約があり、日本国は用意周到で卑劣な罠に掛かったと思われる。
百済国と高句麗国は国情や滅亡が嘘でも一応は歴史書に記されるが、日本国は存在したことも、滅亡したことも記されていない。
そして密約は果たされる。
新羅国は統一新羅として朝鮮半島・済州島を領有し、扶桑国は日本国として日本列島を領有し、木造建築を中心とした日本文化を継承する。
宗主国である唐は統一新羅国との国境を確定し、日本王室の宝物と日本国の石造文化を略奪し、阿弥陀信仰は中国で栄え、日本列島に至ったとし、さらに筑紫占領の事実を歴史から消した。
日本国は、比較宗教学の中村 元 が東アジアに現れた普遍国家と表現した、稀有の文化を持つ仏教王国であったが、筑紫を中心とする全ての存在が消され、今日があることに歴史の真実はある。
封印されていた『源氏物語』に日本国の時間と空間が今蘇る。
人類最高の果実をもぎ取ったのは人間のひとりで、その欲望は仕方のないことと認めたのは倭国王 倭薈、後の阿弥陀如来である。
現代日本人は深層に阿弥陀の教えを共有していることを知らない。
(米田良三)
次回に続く!