「米田建築史学シリーズ」全4冊  Web de “立ち読み” (その3) | 民営文化センター

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民営の文化センターを開設するのが夢。このブログを書いているうちに何かヒントが掴めると思ってやっています。不器用で華やかさに欠ける画面ですが、少しでも世の為人の為になればとwrite everything forever

「前書き」トップに著者 米田良三氏の文を引用  し、それに続く文です。

 

米田良三氏の未掲載原稿の冒頭部分である。

 

氏は『日本国王室全滅亡 東アジアの悲劇』の中で実は法隆寺が移築された建物であることを認めるだけで、論理的に日本の歴史はひっくり返ってしまう・・・ 」と述べている。

 

たとえ仮説であるにせよ、大手マスコミがこの話題を取り上げる筈もなく、歴史とか建築の学会が沈黙を守り続ければ、会員たちは研究者生命を絶たれる心配もなく、枕を高くして眠ることが出来るであろう。

 

しかし、それも後暫くのことであり、激変する世界情勢から派生する世界史見直しのうねりは蛸壺状態の受験用日本史を一瞬にしてぶっ飛ばすことは確実である。

 

既に米田良三氏の影響を受けた者たちによるインターネット上の書き込みから、その予感的中の時は近づきつつあると思う。(中略)

 

 

 

私が二十年程前、古書店で手にした『法隆寺は移築された』は自分の後半生を変えてしまう発端となった書物である。

 

あの日、あの本を手にしなかったら、米田氏の著作の編集に没頭するようなことには ならなかったし、新たに芽生えた異説が広がることも なかったかも知れない。(中略)

 

米田史学」シリーズは 余りにも突飛な説と固い文体のためか、ごく限られたファンにしか支持されないが、心躍るテーマを、より多くの人々に知っていただくために本書は編集された。

 

米田良三氏の研究キャリアの中期の原稿を骨挌とし、それに注・コラム、参考文献・資料・写真 などを散りばめ、親しみが深まり、成る程と納得していただける本作りを心がけた。

 

本書により、まず「法隆寺は移築された」ことを納得していただければ、後は芋づる式に理解は進み、タイトルにある「建築史学入門」は達成され、読者の日本人としての自覚が今日から一変し、独立国家日本(倭)国の栄光が再び復活すると信じて止まない。

 

                                 

    次回(目次)をお楽しみに!