神社、仏閣を訪れた際、ガイドブックや現地の解説ボードの内容を疑ったことがあっただろうか?
新聞、テレビが平気で嘘をつくことが明らかになった現在、いにしえの人はいい人ばかりだったのか、僧侶は嘘をつかないのか、有識者は本当に識(し)っていて、正直者なのか、先ずは疑うことから始めねばなるまい。
還暦過ぎまで名前を知るのみの長谷寺であったが、色々学んだ結果、これほど興味深いお寺はざらに在るものではないことを知った。
何故、この寺に嘘が多いかと云えば、この国の始まりから“法隆寺より古い寺であってはならない”という大前提があるため“嘘の上塗り”を続けてきたのであり、あきれるほど多い火災の杜撰な記録がそれを表している(と思う)。