『続 法隆寺は移築された YONEDA’S 建築史学入門』のオリジナル原稿には阪神淡路大震災に就いての記述がかなりあったのですが、歴史に比重を置く編集方針のため削除せざるを得ない部分も在りました。
同書33頁の「地震国日本でも一生のうちに大地震に遭遇することはほとんどない。」については、その後の展開と噛み合わなくなり「注」を付けざるを得なくなりました。
M.U.氏の講演ビデオで神戸が人工であることは理解していたので著者に話題を振ったのですが、全く乗りは悪く「天才」は俗っぽい話題は好きではないとの印象を持ちました。
その後の我が国における自然(風?)災害の多発振りを見るにつけ、随分長い間編集作業を続けていたものだと我ながら感心することしきりです。