メリッサ・マコーミック女史に献本したい | 民営文化センター

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『源氏物語』研究のトップ・ランナーであるハーバード大学のメリッサ・マコーミック女史に「米田建築史学」後半4作を差し上げるタイミングをはかっています。

 

『長谷寺考』33ページに女史の文が引用されており、その上の段に敬意を表して彼女のポートレートを載せてあります。

 

実は『長谷寺考』(第2版)を米田良三氏自身が彼女に送付した経緯があります。受け取った旨返事があったそうです。

思いつくままに主だった人達にも米田本を献本したのですが、返事はゼロ。突然見知らぬ人間から送り付けられたら迷惑な話で、返事がないのは当然でしょう。“手紙や電話の一本でも”と言いますが、マコーミック女史には好感を持っています。

 

その後、グレードアップした4冊を彼女に見て欲しいのです。

もし幸運にも、彼女が「後半4部作」を読み、内容を評価し“源氏物語が350年古い”と世界に発信したら世界中の新聞は一面で扱うでしょう。

さらに台湾の故宮博物院が「清明上河図」のオリジナルを、宮内庁が『源氏物語』の原典(在るとすれば、在る筈)を公開したら、確実に日本は変わります。

 

平安『源氏物語』を愛しているマコーミック女史ですので、倭国『源氏物語』を認めるには普通の人にはない高いハードルがあるに違いありません。

すんなり事は運ばないだろう、と私が予想するのは この点です。

 

GOOD NEWS

 マコーミック教授が『源氏物語画帖』の解説付き画集を出版されたようです。

https://www.jstor.org/stable/j.ctvc7754r

 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-02-9780691172682

 

教授は、絵は戦国時代頃の作と解説されていますが、オリジナルの倭国の作品を模写したもの(下手・やや雑なタッチ)、と睨んでいます。

 

と言うのは米田氏による「玉鬘」の絵の解析で倭国長谷寺の所在地がほぼ確定できたと同じ様に、他の絵も“源氏物語の舞台が筑紫である”証明に役立つと考えられるからです。

 

戦後のドサクサで『源氏物語画帖』がアメリカに渡ってしまったのか、と悔しい思いでしたが、恐らくオリジナルは日本のどこかにあるはず、と期待しています。

 

  米田ファン必携の書

 いずれメリッサがやってくれると期待して待っていました。