天守閣建て替えのニュースを聞いた時、百パーセント冗談でしょ、と思った。
同時に、大津通り(松坂屋本店の西)の中央分離帯を(歩行者天国の邪魔になるので)取っ払う、という案も飛び出したからである。
完全に狂っている、名古屋の未来が危ないと確信した。
現在、揉めている“木造天守にエレベーターを設置しない”方針は私には初めから分っていたことで、外に張り出した非常階段も作るつもりはないだろう、と読んでいる。
何故なら、あの人の気分はほとんど“七代藩主徳川宗春”であり、“お城にエレベーターなんてとんでもない”のココロなのだ。
つまり、チャンバラごっこの延長である。
子供の頃、整備される前の“徳川園”は地域の子供たちのチャンバラごっこのメッカであった。
あの頃のガキは天守閣のトップに立ち天下平定感覚に浸るのが夢だった。
あの人も例外でないことは想像に難くない。