『続 法隆寺は移築された』の後も、米田良三氏は執筆を続け『現代を解く・長谷寺考』の発刊に至ります。
初版はB5版で随分部厚い仕上がりになりました。
第2版は途中に311テロがあった為、手間取りました。
少しでも読みやすく、ハンディーにと第3版はA5・カラー版としました。
初期の版をお持ちの方は、その後の本作りの進化に驚かれることと思います。
そして今回の第4版は更にお洒落に変身しました。
大和長谷寺は隠し事が多く、突っ込みどころがいっぱいの寺です。
米田氏の仮説(アカデミズムが認めないだけのことで、どちらが真実か分かったものじゃない)は殆どが真実だと思います。
米田氏の著作に読者が手こずるのは有名な話です。
諦めずに何度も繰り返して読めば視界が開けます。
『続 法隆寺は移築された』に註とコメントを加え『建築史学入門』としました。
“手こずり経験者”の私が後に続く読者のために編集したものです。
編集、改定の作業は今後も飽きることなく続くことでしょう。
ライフワークですから・・・・・