昭和30年代は「3丁目の夕日」に描かれている通り何もない時代で“勉強以外やることがない”と思っていたのですが、結構ハメをはずしていた奴もいたようで、それを知ったのは随分後になってからのことです。
それはさておき・・・・
大学合格発表直後、使っていた参考書群(二人の兄の分も含まれる)の記念撮影をしました。
これらの学習参考書にまつわる思い出話シリーズです。
― 数学
入学早々の数学の授業。
そこそこ予習をして臨んだのだが、予想の3倍ぐらいのスピードで授業は進みビックリ、真っ青、泣きたくなった。
五月病になってもおかしくない状況に陥るも、まずは夏休みまでは、と踏ん張る。
有り難いことに、我が校はプリント一枚すら宿題が無く、夏休み全部が自分の時間。
夏休み中に遅れを取り戻そうとして選んだのが旺文社の「基礎シリーズ」。
これでなんとか一息ついた、と思ったのだが、出来る奴は「チャート式」をスイスイ解いていた。
その後、数学コンプレックスはズーっと続いていたのだが、3年生になってから数研出版の「チャート式・整理3ヶ月シリーズ」に取り組み、少々自信めいたものが生まれた。
結局、「チャート式」の本丸には届かなかった。
いくらやっても、数学は答案を書こうにも手も足も出ないことがあり、本当に怖い。
出題者の意図まで読める奴がいたのだから、学力差の幅はとてつもなく大きいと思い知らされた。