百田尚樹氏の『日本国紀』が大人気のようです。が | 民営文化センター

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民営の文化センターを開設するのが夢。このブログを書いているうちに何かヒントが掴めると思ってやっています。不器用で華やかさに欠ける画面ですが、少しでも世の為人の為になればとwrite everything forever

 

 

 いつの時代も日本史(特に古代史)は言いたい放題の分野で、議論が噛み合ったためしがありません。

 

 

 対立する両者の勉強量、知識量、立場に差がある上、相手の文献を熟読していることは極めて稀です。

 

 

 そんな中、今まで誰もが言いたいのは山々なのですが遠慮していた言葉を百田尚樹氏が発しています。

 

 

 話題になっている『日本国紀』の書評ブログ(https://marugoon.com/nihonkokuki-hihan/)の中で著者自身が「私の言っていることは正しいけれど、試験問題が間違っているので受験生は気を付けなさい」とコメントしているのです。

 

 

 誰もが言ってみたかったこのセリフは、何気ない一言ですが「教科書が間違っている」と言っているわけで、しかも、ある一項目ではなく、いっぱい間違いがあると言うニュアンスですので、今後の影響は計り知れません。

 

 

 早速、同じセリフを故米田良三氏に代わって言わせて貰います。

 

 

 『続 法隆寺は移築されたYONEDA' 建築史学入門は高校生でも理解しやすいように編集しました。

 

 

 受験も大切ですが、若いうちに歴史を見る目を養うことは大切なことです。

 

 

 気を付けて読めば大丈夫!!

 

 

 そもそも、おとぎ話で始まる日本史が受験科目になっていること自体がおかしいのです。

 

 

 斑鳩の宮大工 故西岡常一氏が「法隆寺は移築された」と認めているので「教科書が間違っている」のです。

 

 

 よく読んで世界的なパラダイムシフトの一環でもある日本史の見直しに参加するこころの準備をしてください。

 

 

 米田氏の説のエッセンスを次回引用します。