「日本経済新聞」2018.6.9.
何も知らない以前だったら読後「なるほど!これで私も教養人」と“したり顔”であったと思うのですが、今は違います。こんなコラムでも“いちゃもん箇所”がいっぱいあるのです。
1.今まで考えもしなかったのですが、木簡は九州でも発掘されており、モリカケ文書以上に厳重に封印されています。この件に触れない教育がされているので“今まで考えなかった”だけです。九州に王朝が在ったことは超マル秘事項なのだ。
2.考古学と歴史学がグルになって、姿が見えないようにしているのではないか?
3.“今後も絶対に真相がバレないように共同作業を続けていくぞ”の決意表明。
4.既に確立していた連合国家・倭国のイメージを弥生時代のレベルに貶め、実態が証明されないヤマトを持ち上げている。
5.“7世紀まで飛鳥時代”はよいとしても、ついでに(あのあたりの地盤が固まっていなかった)3世紀にまで遡らせるのは如何なものか? 飛鳥時代、大陸に開か
れた玄関口・博多周辺が授業で一切取り上げられないのは、九州に王朝が在ったことがストレートに知られてしまうから。
6.ふざけた言い回しは不安の裏返しであって、現在、スキャンダルで注目を浴びている政治家、官僚の態度に似たものがある。
歴史は教科として“そこそこ”学ぶも、入試科目からは外した方が良い。