本づくりりの楽しみ (校正恐るべし 編) | 民営文化センター

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民営の文化センターを開設するのが夢。このブログを書いているうちに何かヒントが掴めると思ってやっています。不器用で華やかさに欠ける画面ですが、少しでも世の為人の為になればとwrite everything forever




今回のテーマは寧ろ“苦しみ”というべきかも・・・・





編集を一人でやっているのですが、校正だけは二人以上でやらないとミスゼロは無理です。



ミスのレベルにも色々あって、文節の切り方(1行空けるべきかどうか)、空け方に一貫性があるか? 



しかし、読み易いからといって、やたら空けるとページ数があっという間にかさみます。



頭出しの「1文字下げ」、引用文の「数文字下げ」、括弧前後の空白を美しく見せる方法等、苦労は多いのですが、



究極は読者の立場になり、読みやすさを追求することです。



美しく品がある出来上がりにゴールはありません。



常に不満は燻ぶり続けます。



PDF化し“もうこれで良し”と決断し印刷屋にディスクを渡す時のスリルと、



出来上がった本を手にする喜び、



そして、新たなミスを見つけてしまったときの失望。



これら全部をひっくるめたワクワク感が本作りの醍醐味です。



職人が活字を組んで紙面を作っていた時代を知っている者からすると、素人がここまでやってしまう時代とは空恐ろしいものですし、



この調子でPCのが他の分野にも普及しているわけですので、失業者が増えるのも納得です。




将来はこのレベルでやってみたいのですが ・・・・・・・