写真は戦前の着色絵葉書で、前回アップした写真は1970年春撮影です。
両写真を対比しながら読んでください。
小学校時代、社会科のフィールドワークで主のない天主台を見て以来の筋金入りの名城マニアの発言です。
前回提案した「他所新築後移築案」は多くの方に読んでいただけたようです。
「いいね」と思われる方は拡散していただけると有り難いです。
現在の名古屋市のお城の管理・運営には愛情が感じられません。
今回は3つの点を指摘したいと思います。
① 天守閣最上階の窓は観光客のニーズに応えるためワイドに作られていますが、移動式の壁を作動させれば木造時代と同じ外観になるのです。
しかし、実行されたのは何かの撮影の時、ただ一回だけだったと記憶しています。
外観にこだわる人は多いと思いますし、このたびの耐震性云々の問題にしても天守閣はマンションではないのですから危ないと思えば入らなければいいのです。
観光用の伏見城がいい例です。名古屋城天守閣の外観は今が旬です。
木造にして天下取りの気分に浸りたい人が主導していることが問題です。
② 城内の樹木が放ったらかしなのも問題です。
城内は総て庭園なのですから、しっかりトリムして景観をベストに維持すべきです。
現在はジャングル化しています。根がどんどん伸びて石垣を破壊しそうな部分もあります。
③ 現段階では天守閣にこだわることなく、櫓、門、塀などを計画的に復活させるプランが検討されるべきだと思うのです。
一言で言えば、トータルプランがお粗末です。