本作りの裏話 | 民営文化センター

民営文化センター

民営の文化センターを開設するのが夢。このブログを書いているうちに何かヒントが掴めると思ってやっています。不器用で華やかさに欠ける画面ですが、少しでも世の為人の為になればとwrite everything forever



大和 長谷寺 大悲閣 南東角





今後、少しずつコメントするつもりですが、



「地震と建築と」の連載終了後の米田氏の生活は



① 自身のアイディアによる免震装置の普及


② 建築史学をベースにした倭国の真実の解明


③ 病との闘い の3本柱でした。



3のため『続 法隆寺は移築された』の編集は残された時間との戦いでしたが、何とか間に合いました。



既刊ハードカバー4冊からさらに発展した内容を公表したい強い意思と、ハードな “ゆだきん医療”を避け、ひと工夫した闘病により、その後 長谷寺、平等院、柿本人麿の各々をメインテーマとした3冊を出版することができました。



氏の歴史知識は脳移植を受けたくなるほどの質・量であり、思ってもみない見解に驚いたことが何度もあります。



このような経過の中で、以下のような書き込みを他のブログに見つけると 大いに勇気付けられます。





Commented by ○○ at 2013-10-17 15:28 x




文系の学生達の論理に対する感覚の鈍さは本当に困りものだ。



こういう学生達が文系的な感覚とか先生の後追いとかで、また大学で教えるようになるとしたら救いが無い。



「こう考えても大きな矛盾が起きない」ということと「証明された」というのは全く異なる。



何を仮定しているのか、それが崩れた場合に何が起こるのか、結論はその後にあるもので、先に結論を持ってくるなど、凡そ非論理的で学問に志すものの取るべき態度ではない。



そんなことすら理解しない人達が、定説だの仲間内の査読ごっこだの言うのは笑止に堪えない。



どなたかが挙げられていた「地名」というものは、海外でも方法論として確立し、証拠となりうるもので、改竄の危険は『書紀』などより格段に少ない。



こういった危険度を評価して歴史を語るべきだとなぜ思わないのか。




米田良三さんの本は定説よりは信憑性が高い、と言えると思う。