同時多発テロ直後の映像は、丁度夕食後ということもあって、見た人は多かったし、遅く帰宅した人々も繰り返し流される映像にクギづけになったことでしょう。
今さら言うまでもなく、テレビというものは本当に曲者です。
フロリダの小学校でのブッシュ大統領のスピーチの場面はいただけなかったですね。
補佐官から耳打ちされ、しばらくして「アメリカはテロにみまわれた。犠牲者の冥福を祈る」と一席。
画面の背後で付き合わされた小学生たちは何のことか解からず、黙祷の後に拍手をする始末。
世界に発信するなら、もっと事実関係をしっかり把握してからにしてもらいたいと思いました。
反射的、あるいは意図的(?)に高官の誰かが「これは第2のパールハーバーだ」と言ったとも伝えられますが、あの年の春先に「パールハーバー」というハリウッド映画が公開されたり、写真集が発売されたのは、はたして偶然だったのでしょうか?