映画 はNYが舞台。
夫が画家である初老夫婦が、現在住んでいる5階建て・エレベーター無しのマンションのトップフロアーに、今後も住み続ける体力的自信を無くし、
住み替える決心をし、自らの物件を売ることと、新しい物件を買うという狭間での色々な駆け引き、それに伴う心理状況の変化が描かれます。
結末を言ってしまうと、ぶち壊しになりますので言いませんが、面白い映画です。
映画の中での庶民の不動産交渉の場面を見て思うのですが、あのようなやり方は日本人には全く馴染まないレベルのもので、狩猟民族と農耕民族の差は如何ともし難いと納得です。
あの延長上に国の外交交渉があるのですから、TPP等、やられっぱなしなのも無理からぬことです。
ところで、つい最近“経団連の広報誌”にNYのホームレスの記事が載りました。
噂には聞いておりましたが、やっと出たという印象です。今後、映画と現実のギャップを埋めるマスコミの苦戦が目に浮かびます。