天守閣を木造に建て替える話で盛り上がっているようですが、隅櫓、櫓門、石垣と一体の壁などの調和が名古屋城では全く考慮されていません。名古屋市の取り組みは金沢市、熊本市の足元には遠く及ばないものです。
第5層の窓が観光用に大きく作られていますが、可動式の白壁が消失前の外観を再現すべく、来館者が少ない時は閉じる取り決めがありましたが、守られていません。怠慢です。
樹木が伸び放題で手入れがなされておりません。荒れた雑木林状態です。伸びた根が石垣を破壊するかも。ちなみに長谷寺には専任の庭師が二人(親子)います。
天守閣は仰ぎ見る対象であって、首長が“殿様気分を楽しもう”というのはおこがましいというものです。
「面しれー町にしよみゃー〈名古屋弁〉」(面白い町にしましょう)ではダメなんです。