1964年3月、名大入試を終え発表を待つ間に、栄町界隈を撮りまくったうちの一枚です。丸栄の屋上から栄町交差点を狙っていますが、後方に名古屋放送会館、愛知文化講堂、美術館、その奥に名古屋ローンテニスクラブのコートも見ることができます。手前のフェンスが邪魔なのですが、これも一種の臨場感と言えなくもありません。当時、これ以上近づけない事情があったと思われます。くるまの数はまだ少なく、この程度なら市電との共存も可能であったと納得です。
栄地区は現在、名古屋駅地区に押され気味ですが、大地震に強いのは前者です。名古屋駅界隈は大昔、海でした。当然、津波に関しても同様のことが言えます。,