読者からの便り | 民営文化センター

民営文化センター

民営の文化センターを開設するのが夢。このブログを書いているうちに何かヒントが掴めると思ってやっています。不器用で華やかさに欠ける画面ですが、少しでも世の為人の為になればとwrite everything forever

米田建築史学の本は東京の出版社から4冊刊行されたのを最後に、新しい原稿の引き受け手が現れず、編集が趣味の私が手作りで制作しております。編集には苦労を伴いますが、世界中の誰よりも早く新しい情報に接する楽しみは、何物にも変えがたいものがあります。現在、4冊目に取り組んでおりますが、今までの3冊と同様、発行部数は少なく、インナーサークルのテキスト的なイメージがあり、バーコードも付いておらず、アマゾンで扱われることもありません。そんな中、読者からの反応が時々あり、楽しませてもらっています。以下は玄界灘に面した某市に住んでおられるAさんからの便りですが、米田史学の真髄をズバリ一言で表しておられます。この手紙文が理解不能の方は是非米田史学にチャレンジすることをお勧めいたします。      


 


米田氏の他の本もほとんど購入し、『国父磐井』を一気に読み終え、現在は「列島合体から倭国を論ず」の「博多論」を読んでいるところです。渡辺様からのお手紙にもありましたが、まさか近所の神在が伊勢とは驚きでした。そして私が今、難波から(淡路を見ながら)明石、須磨を通り、志摩に通勤しているとは。高校のころ源氏物語にあこがれ、博多から京都の大学に進学したことが可笑しく思えてきました。米田氏の倭国論は地元で生まれ育った私にとってすべてが納得行くもので、大変な知的興奮を感じています。関西が倭国のコピーであるという新しい視点は、地理や歴史、日本文化に興味のある私の、今後の人生を楽しくしてくれそうです。