アライヴをアライヴァルが乗っ取り!藤原秀旺CCWカナディアン王座奪取~ | プロレス表舞台の放浪記

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一プロレス・ファンから、電子書籍『プロレス表舞台』を立ち上げた斉藤雅治が、プロレスと関わった日々を想いのまま、書き綴る。

 CCWカナディアン王座決定トーナメント決勝戦は藤原秀旺と磐城利樹の間で争われ、壮絶な試合となった。試合直後の両雄の様子が激闘を物語る。

 

 14日、新木場・BumB東京スポーツ文化館にて、プロレスリング・アライブが開催。

 この日の目玉、CCWカナディアン王座決定トーナメントは、藤原秀旺の優勝で幕を閉じた。

 同時進行で、アライヴ対アライヴァルの激突も行われ、タイトル奪取の藤原秀旺も含め、アライヴァルが圧倒的勢いを見せ、団体を制圧した。

 プロレスリングアラヴブは、本拠地を東北においたプロレス団体であるが、今回の東京進出に初めてアライヴを見るプロレスファンも多かった。そんな今回の東京大会で波乱の結末が待っていた。

 

■プロレスリングアライヴ

日時:1月14日 開始:13:00

会場:新木場・BumB東京スポーツ文化館・マルチスタジオ

 CCWカナディアン王座決定トーナメントは、第1、第2試合で、それぞれ準決勝を勝ち抜いた、藤原秀旺と磐城利樹の間で争われた。準決勝ではマスク姿で登場の藤原は、今度は最初から素顔で登場。セコンドの秀・オブ・ザ・イルミナティが不気味であった。基本的にはイルミナティのポーズをとるだけで、無害であり、試合は磐城と藤原の真向ぶつかり合いの展開。

 開始直後、激しいチョップ合戦は、お互いの意地の張り合いとなり、藤原の胸は、アッという間に赤くミミズ腫れとなった。

 序盤は、やや磐城ペースで試合が進んだが、再び、今度は張りて合戦で意地の張り合い。

 ペースが逆転したのは、上記写真、藤原のカウンターのドロップキックで、磐城が大きく吹っ飛ぶ。

 勝機を掴んだ藤原は、畳みかけるように一気に攻勢、バックドロップ2連発。一発目で磐城が真っ逆さまにマットに突き刺さる。2発目も強烈、この後、しばらく磐城は立ち上がれなかった。

 福島県いわき市出身の磐城に、岩手県花巻市出身の藤原が歩み寄り、同じ東北出身同士として握手を求めるフリをするが・・・油断した磐城の股間を蹴り上げ、「東北の恥さらし!」「こんなもんか。出直して来い。」とこき下ろす。

 

<第5試合 CCWカナディアン選手権王座決定トーナメント決勝戦 

時間無制限1本勝負>
○藤原秀旺

 5分20秒、バックドロップ⇒片エビ固め

●磐城利樹
※藤原が新王者となる。

 アライヴァル軍が去った後、磐城は「あいつらは人間の恥だぁ~っ!」と絶叫するも、後の祭り。藤原に敗れた磐城と、アライヴ軍は、雪辱を誓い合う。

 メイン終了後、セミでアライヴを裏切りアライヴァル入りした木村を迎え入れ、勢力増大した軍団で一致団結。試合でご霊前をばら撒いた藤原は「既に、ここの団体は終わっている事を意味する。」と説明。「この団体は俺が代表になる。」

 アライヴァルがプロレスリング・アライヴを制圧宣言した。

 セミファイナルは、アライヴ対アライヴァルの6人タッグマッチ。試合前、S.E.Dのマスクを木村に差し出す不穏な動きを見せる松崎。

 怨霊の飛び蹴りが木村に見事にヒット。この時はまだ木村はアライヴの一員として闘っていたが・・・このしばらく後、秀・オブ・ザ・イルミナティにロープ際でイルミナティのポーズを目前で決められた時、頭がおかしくなってしまったのか?それとも、アライヴァルに買収されたのか?

 意味不明なイルミナティのポーズを決めるだけでなく、飛ぶときは飛ぶ。イルミナティが見事なスワントーン・ボムを繰り出すが、末吉が寸ででかわす。

 末吉がイルミナティを押さえ、木村に攻撃を促すが、イルミナティはこれを急所蹴りで脱出。イルミナティがレフェリーのアイアンマン西田の気を引いてる間に、木村がまさかの裏切りSTOを末吉に炸裂!

 怨霊のエクトプラズムが炸裂し、白く霞んだ空間の中、松崎のランニング・ネックブリーカードロップ炸裂。イルミナティの急所攻撃~フィニッシュまで、畳みかけるような攻撃が続き、アライヴァルの結束力の強さと勢いを見せつけた。

 

<第4試合 アライヴ対アライヴァル全面激突戦6人タッグマッチ
45分1本勝負>
●末吉 利啓、ジョータ、木村 太輔

 13分52秒、ランニングネックブリーカードロップ⇒片エビ固め

○松崎和彦、怨 霊、秀・オブ・ザ・イルミナティ

 アライヴの東京進出に、女子プロレスも華を添える。アレックス・リーはキックの連発で存在感を示した。

 エルボー合戦後、勝の投げっ放しジャーマン炸裂!

 一番の標的となっつた尾崎に、勝も厳しい攻撃の連続。ロープ際で、の強烈なランニング・キックで尾崎はエビぞりになる。思わず痛いと叫びたくなったが、勝はレフェリーの制止もかまわず、キックを連発した。

 尾崎のピンチにアレックス・リーが飛び出す。

 勝どきを上げる勝と星ハム子。気仙沼産フカヒレの姿煮セットを主催者の「気仙沼ALIVE!」より贈られ大喜び。マイクアピールを促され、勝は自己紹介と「今後も、継続的にアライヴのマットに上がりたいと思います。」と継続参戦をアピール。一方の、キャリア20年のハム子は、セクシー担当である事を強調していた。

 

<第3試合 気仙沼ALIVE!プレゼンツSUPER VISUAL QUEEN "BumB" WONDERLAND タッグマッチ30分1本勝負>
アレックス・リー、●尾崎 妹加

 10分50秒、ハムロール

勝 愛実、○星ハム子

 当初、対戦予定であった梅沢菊次郎は、左腕を三角巾で吊るして登場。練習中、左腕を骨折した梅沢であったが、本人は試合出場する気満々、セコンドの木村、末吉が必死に止める。挑発し接近した磐城に、梅沢は右腕でエルボーを打つも、とても闘える状態でない。

 セコンドがタオルを投入、レフェリーもこれをみちゃうと、試合させる訳にいかないと試合は不成立。

 第3リザーバーの高杉を挑発する磐城。高杉がいきなりリングインし磐城に襲いかかり、試合スタート。この試合がAブロック準決勝となる。

 フィニッシュとなった磐城の強烈なラリアット。高杉は後頭部をマットに強打し完全KO。試合が決まるには呆気ないタイミングであったが、レフェリーは躊躇なくカウントスリーを入れた。

 試合後、磐城は「こんなものか。こんな弱いリザーバーに勝っても、ベルトは欲しくない。」とけちょんけちょんに高杉をこき下ろした。

 磐城は、この時、決勝で、自分が逆の立場になるとは思いもしていなかった。

 

<第2試合 CCWカナディアン選手権王座決定トーナメントAブロック準決勝・時間無制限1本勝負>
梅沢 菊次郎(試合不成立)磐城 利樹
※梅沢が練習中の負傷(左腕骨折)によりドクターストップ。リザーバーの高杉が準決勝進出。

●高杉祐希

 2分59秒、ラリアット⇒踏み付け式体固め

○磐城利樹

 タイガー・ジェット・シンを彷彿させるような藤原。

 軽快な動きを見せる、はらじゅくきっど。この後、藤原は場外で自らマスクを脱ぐ。

 はらじゅくきっどが、エプロンから助走をつけてトペ・コンヒーローを炸裂!

 最後は藤原がカウンターのハイアングル・キックから、高く飛び上がってのバックドロップ、パワーボムで圧勝!

 

<第一試合 CCWカナディアン選手権王座決定トーナメントBブロック準決勝・時間無制限1本勝負>
●はらじゅくきっど

 18分50秒、パワーボムエビ固め

○藤原秀旺

 ラウンドガールも投入され、興行を華やかにした。

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