読書の梅雨 2 | Nagoya Double-Reed Ensemble
みなさんこんにちは、超フニャフニャのだーいしです。
今年は梅雨前線がとどまっており梅雨開けも遅くなりそうな気配ですね。

さて、いよいよですが、名古屋ダブルリードアンサンブルのサマーコンサート2015が迫ってまいりました。
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これをお読みの方はすべからくコンサートに足を運んでいただけるものと思って前提でご案内しますが、今回もなかなか意欲的なプログラムです。7月10日に開催ということで(納豆の日)、納豆にちなんだ曲、また、コントラファゴット冨士川氏をフィーチャリングしたコーナーもございます。理由はコンサートに来てのお楽しみです。チケットまだの方はいますぐご予約を!
詳細などはホームページで(↓こちらクリック)
http://daburi.info/

えーしかもさらに、今年もわたくしの拙曲を発表しますが、すみませんがこちらもケッサク(自分でいうのもなんですが)聴きのがせませんよ~
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さて、「読書の梅雨」シリーズ2

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「バロックから初期古典派までの音楽の奏法」
橋本英二 / 著、音楽之友社、2005年、5800円+税

クラシック、ポピュラー。ジャズ。民謡、歌謡曲、、どんなジャンルの音楽であれ、演奏においては「~らしさ」(スタイル)というのがとても重要です。特に今のわれわれから断絶された、昔の音楽を演奏する上では、スタイルは単なる雰囲気作りではなく、その時代の考え方からくる「美意識を体現しているもの」なので、おろそかにできません。僕は大学時代に師匠に耳にタコができるくらい言われました(笑)。

で、これは同じ音楽の仕事仲間から勧められて読んだのですが、本当に包括的で良い本でした。特にですね、著者の方がおそらく鍵盤系なので、即興演奏(インプロヴィゼイション・ディミヌエーション)、通奏低音(バッソ・コンティヌオ)、音律(イントネーション)についての章は基礎的なことにとどまらない興味深い内容で、面白かったです。音大の1-2年生くらいに読むにはちょうど良い内容かと思います。

音律と言えばたとえば吹奏楽やオケの現場では「純正律か」「平均律か」の二者択一の話にとどまりがちなんですが、音律の歴史を俯瞰するだけでも。そんな簡単な話ではなく、なぜピタゴラス音律から→純正律→中全音律→ヴェルクマイスターやキルンベルガー等の混ぜ合わせ→平均律となっていったか、その背後にはどのような考え方があったのかという過程を知ることはとても重要だと思います。

音律といえばこちら
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「音律と音階の科学」
小方 厚 / 著、講談社ブルーバックス、2007年、860円
もポケットサイズですがとても内容が濃くて分かりやすい本です。 

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「自動車技術」2015年6月号、大成社、2,500円+税
こちら、特集が「魅力的なカーデザインとは?」ということでこちらは友達からの勧めで。クルマ大好きなだーいしは大変興味深く読ませていただきました。松尾良彦氏のインタビューは予想以上に面白く、その哲学に素人ながらいたく感銘を受けたのですが、面白い記事はそれだけでなく、鷲田祐一氏による「自動車市場の未来洞察-10年前シナリオのこれまでとこれから」というのが非常に面白かったです。
 現在の自動車市場が10年前にどう予測されて、いま実際どうなったか、なんですが、いわゆる社会学の中の「未来学」(トフラーみたいなやつ?)になるんでしょうかねこれは。それの手法が示されてあり、僕はもちろん全然知らなかったんですけど、「デルファイ法」から「スキャニング法」に調査研究をスイッチしていった時になにが見えてくるのか、その具体的な手法はどうやるのか、自動車技術ではない要素をファクターに入れることの重要性、などなどがとても面白く紹介されてあり、素人の僕でも「はっふん確かにそうね」と肯首しきりでした。
 単なる自動車の技術ということの枠組みを超えて、「Foresight」と言えば良いのでしょうか、未来学のアプローチというのか、とにかく全体が非常に示唆的な内容でした。お好きな方はゼヒ。

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以下、ニョロニョロ(しとらん)日記

7/4()、9:00amより学校指導。お昼移動し、楽器屋さんで8:00pmまでレッスン、タマシイ出た。それから浜名湖に向かいさらに移動、22時到着。
翌日開かれるちょっとした運動会に参加するためだ。メンバー16人はリゾートホテルのスイートを何室か借り、ワイワイガヤガヤと楽しく修学旅行きぶん。僕もプリン食べようと思ったらコンビニでスプーンもらい忘れ、その辺にあったストローでプリンを吸う
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プリンを吸うのはちっとも美味しくないということが判明。で、テルマエ・ロマエみたいな超豪華な大風呂に皆で入りにいく。みなさんは湯槽にゆったり浸っているのだが、なんか広すぎて落ち着かない僕はブラブラさせながら(もちろん手を、ですよ)アチコチうろうろしてたらコーチに「もー子供みたいにウロチョロしない!(笑)」といわれる。だって貧乏性なんですもの。

翌日7/5()、5時起床。
浜名湖で開かれたレイクハマナ・トライアスロンという「ちょっとした運動会」に参加。大多数の出場者は個人の部(つまり水泳・自転車・ランニングをひとりでやる)のだが、ヘナチョコな僕はもちろんそんなの無理なので、それらを3人で分けっこしながらやる「リレーの部」に出た。
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↑上の写真、上が、スタート前に水に慣れるウオームアップ時間の選手たち、このとき午前6:45くらい、超サムそう。左下がその後自転車。40kmをすげースピードで走る。ほんでも自転車って見ててカッコいいのねぇ。右下がフニャフニャ走っている僕。その背後にイカニモ速そうなアスリートっぽい人達が2人ほど写っているのが分かりますでしょうか。体型とか全く違うの分かります?(笑)。ゼッケンの位置が違うのは、後ろの方は個人で出てるので自転車もこぐので、つける場所が決められているからです。たぶん。で、当然2人にすぐに抜かされた。僕としても10km走るの頑張ったほうなんですが(当社比)、5人抜かす間に50人くらいに抜かれココロが折れそうになる(笑)。

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ほんでもなんとか完走。ゆっくりでもケガ無く無事終えれることが一番ですね!

チームの皆さんともワイワイ楽しめて、最高の日曜日になりました。浜松から夕方帰宅。寝たいのを我慢して洗濯、リード作り、練習。
で、意外にも翌日筋肉痛とかなくて、こりゃ日頃のコソ練の成果だねと思っていたら、3日後の水曜に痛みとダルさがドバっと来てほんとに歳を感じました。ブラブラしとる場合じゃないぞよ(笑)

という感じの週末でした。さていよいよ金曜日はコンサートですよ~。皆さん名古屋市熱田文化小劇場にお集まりください!
とりあえず僕、カラダ持つかしらん(笑)