部活とわたくし
どうも皆さんこんにちは、気候が緩んできたので春が近いのでしょうね。春眠暁を覚えず。ニョロニョロ具合が以前より増して24時間眠いだーいしですがいかがお過ごしでしょうか。
春眠不覺暁
處處聞啼鳥
夜来風雨聲
花落知多少。
(孟浩然)
惰眠(だみん)をむさぼるって本当にステキなことだなあと思います。わたくしもともと昼寝が大好きなんですが、高校時代は朝練で楽器を吹いた後の1-2限はいつも気持ちよ~く睡眠学習しておりました。ついでに寝てる時間を利用して、自分のコンタクトレンズを教室のコンセントを使って煮沸消毒していました(もちろん怒られた)。
で、先日Y先生と、仕事仲間のK君とで飲んだ折り、私が中学時代何の部活をやっていたのかさんざん問いつめられたのですが(笑)、惰眠部とか言っておけりゃ良かった。
もし今、高校生に戻れるとしたら、楽器なんかやらずに、絶対「惰眠部」を創設するでしょうねぇ。
「いまから部活を始めます、みんな居ますか?返事ない人いますか?」
「石田君もう寝てます」
「放っておきなさい、きょうは、3時間寝ます」
「ハイ。」
グーグーグー...zzz...
3時間後
「みんな起きましたか」
「石田君がまだです」
「かわいそうだから放っといてあげなさい」
「今日の反省は」
「きれいな鼻ちょうちんが作れませんでした」
「ほかには」
「石田君おねしょしたみたいです」
「高校生になっても困ったもんですね」
「ですね、じゃあ今日の惰眠部の活動をこれで終わりまーす」
みたいな。
さて、私は高校生になってからオーボエを始めました。楽譜はかろうじて読めましたが、当然初心者で、音をいっこ出すのも大変、指を覚えるのも大変、とても苦労しました。この楽器になったのは当時の顧問の先生が「こいつはオーボエ」と指名してくださったからですが、指名された本人はめっちゃフニャフニャしておりちっとも上達しませんでした。同級生の女の子で、もともとオーボエを希望してた子からは「あたし希望してもなれなかったのに、あんた何?もっとしっかり練習してよ」と言われました。あたりまえですね。対する弟は中学時代からトランペットをやっていたので、鼻高々で入学、同学年4人全員がTp経験者という中でしのぎを削っていました。 が、合奏で弟が寝る寝る(笑)。コンクール近いにもかかわらずよく合奏中で眠ってましたね。わたしはかろうじて合奏中は起きてました。ですが卒業して母校に顔を出すと部員さんを前に、決まって先生から「こいつがプロでオーボエをやってる石田だ。でもこいつは高校時代合奏中眠ってばっかりいたぞ!」と紹介され、生徒さんからは「へぇぇ~寝てばっかりの...」とか言われ、(僕じゃないのに濡れ衣だ...)とひとりごちておりました(笑)。
本当はこのあと、部活動を通して自分が何を学び成長できたか、音楽が好きになるきっかけは何だったのかを感動的に纏綿とと5万字くらい述べようと思いましたが、いざじっくり考えるとあんまり思い当たらない...アレレ? なので、眠りのエピソードで締めたいと思います。今回本当に適当でスミマセン、なんせ眠くって...ナルコレプシーなのかしらわたくし(笑)。
1.長大な演奏時間の曲でひどい睡魔が襲い、本気でヤバいけどもう無理...と思った時、隣りのファゴットのおっちゃんが寝ててうっかりその楽器を床に落とし、ドガッという隣りから大音量でビクッと目覚めた(実話・本番中)。
2.とある有名なピアノ協奏曲の長大な休止(144小節間)が毎回ヒマなので、140小節寝て、残り4小節の時にホルンの伸ばし音で目覚める技を身につけた私。その後とあるアマオケさんで急にその曲をトレーニングして欲しいといわれ合奏するも、いつも眠っていた箇所なので全く状況がわからず(ほぇぇぇ初めて聴いたこの曲こうなってるのね的な)、完全に役立たずだった。
3.合奏中に眠いときはA.ひそかに自分のももを思いっきりつねる。B.ホール用のがっしりした譜面台なら中心の金属部分を握る(冷たいので意外に効果あり)。C.ほっぺたの剃り残したヒゲをしめやかに抜く(超痛い)。D.座ったまま足先を浮かせ両脚の膝をのばす。つま先は垂直、天を向かす。するとひざ裏のスジが伸びシャキッとし眠くなくなる、あわせて腹筋を使った体幹トレーニングにもなる。だが以前やったとき思いっきり脚をつって演奏どころじゃない騒ぎに(笑)。
どれも一長一短ですね。サラリーマンの友人から"会議のとき眠らないようにする技"として「フリスクを鼻に詰めて出席」というのをやってみようかと思うこの頃です。ブレスできんて(笑)