どうもこんちわ。現在とある曲を製作中ゆえ、昼夜逆転気味のだーいしですがみなさんはお元気ですか?
さて、わたくしの父(妖怪バルサンじじい)は、業者として中学高校に出入りしておりますが、そこでのあだ名が先日「ジョンイル」から「チョッチュネー」に替わっていることが、生徒のリークにより判明。大爆笑しました。父はもう30年以上パンチパーマでして、北島ナントカに似てるがゆえ以前は「さぶちゃん」だったのですが、ちょっと老けてやせたので偉大なる某将軍様に切り替わったらしい。ところがご存知の通り、昨年末にその将軍様はお亡くなりにあそばせたので、結局ぐしけん(でしたっけ?)の「チョッチュネー」になりました。
わたくしこの話を聞き、あだ名の元を、さすがに亡くなった人にするのはどうかと思って替えたのだなと、中高生の小さな心の配慮に感心したのですが、聞いたら
「だって~、老眼鏡をビヨヨ~っていじってるとことかソックリだもん」
だとさ
単に、より似てただけだったらしいです。
どうやら、父は仕事先では「優しいオッサン」で通っているらしいですが、ま~本当に、家では上から目線で配慮がないでかんわ(笑)。先日もばんます様主催のイチゴ狩りに行った際、帰りに清水港の海鮮売り場で買った桜エビを、これは翌日の夕飯の材料に使うから手をつけないでと言っておいたにもかかわらず、帰宅したらハコだけになっており卒倒。大ゲンカとなる
「ねぇ桜エビ冷凍庫にもないんだけど..、誰かどこかにしまったの?」
「俺が喰った!美味かったぞ!!」
「ちょっと~!あれ食べないでおいてと言ったでしょう!」
「そんなもん知るか!あったから喰ったまでだ!」
「マジで!?まさかひとりで一箱全部食べたんじゃ」
「だから美味かったと言っとるだろうが、ペロッだぞあれくらい」
「は~!?ふざけんな!!夕飯に桜エビのかき揚げをやろうとしてたのに..返せ桜エビ!!」
「そんなもん知るか!俺の胃袋に入ってまったもの今さらどうしようもないじゃないか!!」
「『どうしようもない』じゃないんだよ!手をつけないでと言っておいたじゃん」
「そんなもん忘れた!だいたいお前は過ぎたことをグチグチグチグチと..無きゃそのへんのスーパーで買ってこれば良いだろうが」
「そのへんに売ってないからわざわざ静岡で買って来たんじゃん!!そもそもなぜ一人で食べてしまうのさ!」
「うるさい!ゴダゴダ言うな!!」
とまあ父子合わせて100歳というのに実に醜いケンカをしまして、わたくしプンプン丸になってしばらく口をききませんでした(笑)。そんでしょうがないのでスーパーに行き、お好み焼き用の「干しえび」を買って来て桜エビの代用にしたのですが、意外にもこれがなかなか良い仕事をしてくれて、おいしく揚がりました。夕飯時、さっきのことは忘れたかのように父が
「おっ、かき揚げ久しぶりだな。これ美味いな~」
とか言ったので
「ありがとうございます~、本物の桜エビでしたらきっともっと美味しかったでしょうに~、すみませんね~お父様~」
「...おまえは...まだそれを言うか...」
「あんたたち...本当にやめなさい、見ててうっとうしいわ!」
と母に諌められながら(なぜかこういう時だけ標準語)、静かな火花が飛び散りつつ夕飯しうりょう。
ところがその3日後、「ちわ~宅配便です」と、箱ふたつぶんの大量の桜エビが届く。
「なにこれ?なんであるの?」
「あれね、お父さんが後で反省したらしくね、電話でこれを注文してたのよ」
「は!?二箱分っていったらかなりの値段じゃん!?」
「だから反省したんじゃないの?これはあの人なりの配慮、フォローじゃないの?」
「.........」
ともあれ、一悶着あった怨念の桜エビ事件はこれで収まりました。で、それであらためてかき揚げをする。
桜エビのほのかな塩味と、ゴボウの風味、人参の甘さ、三つ葉の香りが一体となった、とても美味しいかき揚げができました。めでたしめでたし
[後日談]
とゆわけでひと騒動あったのですが、ことの発端は、買って来た翌日きちんとしまってあった桜エビを、母が「これあれだわ。先週に姉からもらったやつだで早よ喰わなあかんわ」と勘違いし「じゃあ俺が喰う!」と食べてしまったことが判明。
「あのさ~、なんで言っておいたのに間違えるの?」
「記憶違いだわ。ほんでも新たに買って来てくれたでええがね。」
「まあそうだけど..桜エビ、さすがに美味しかったよね」
「あたしは味、干しえびとたいして変わらんと思った。」
「母さんが一番配慮がないわ!」
「アンタに言われたくないわ!!」