未だに週2回程度のPCR検査で他者への感染前に感染者を見つけ出せると考えている日本共産党
NHK NEWS WEB 「共産 “子どもや教職員が毎週自宅で検査できる仕組みを”」
感染拡大を防ぐには検査を拡充して無症状者を早期に見つけることが欠かせないとして、子どもや教職員が、国の負担で、自宅でも毎週2回検査できる仕組みを構築するよう政府に求めています。
ブログでも何度も書いているが、
前提としてPCR検査は検体を採取した時の検体からウイルスが検出されるか、検出されないかという結果が出るもの。
つまり、検体を採取して結果を受け取る間に感染してしまえば意味がない。
また、医療従事者がしっかりと検体を採取しても、その精度は70%程度で100%ではない。
素人が自宅で検体を採取した場合は、それ以下の精度になる可能性が高い。
また、感染直後や感染から1日目、2日目に検体を採取しても、陰性になることが多い。
にもかかわらず、発症の2日前から他者への感染が始まる。
で、その発症は5日前後が多い。
ということは、5日目の2日前、つまり感染から3日目あたりから他者への感染が始まる。
でも、感染から1日目、2日目では陰性になることが多い。
日本共産党さん、意味わかります?
極端に言えば、感染から3日目の人をPCR検査で見つけ出し隔離しない限り、他者への感染は防げないということ。
どうやって、感染から3日目の人を見定めますか?無理ですよ?
となると、毎日PCR検査しない限り、感染から3日目の「検査でウイルスを検出でき、かつ、他者への感染が始まる人」を見つけ出すことは不可能ということ。
よって、週2回のPCR検査では他者への感染を事前に防ぐことはできない。
やるなら東京オリンピック・パラリンピックのように毎日PCR検査しかない。
東京オリンピック・パラリンピック開催を批判ばかりしていないで、少しは東京オリンピックに学びなさい!
東京オリンピックでの感染者は500人程度、その半数以上が日本在住の委託業者など、選手の感染は30人程度。
毎日PCR検査していた東京オリンピックでも感染者ゼロにできたわけではないが、一部の国のチーム内での感染はあったが、東京五輪関係者の中での感染拡大や外部への感染拡大は防いだ。
東京オリンピックと同様に一般家庭でも土日も含め毎日検体を採取し、毎日前日の検査結果を確認し、毎日検温などの健康観察をし続けるのは難しいのでは?
東京オリンピック・パラリンピックの選手たちは日本への渡航14日前から健康観察を開始し、出国96時間以内からほぼ毎日PCR検査が始まるが、競技を終え帰国すればその生活は終わる。
教育現場の教職員や子供たちは何十日、何か月それをし続けることになるのか?その具体的な期間等も考慮しましたか?
アフガニスタンでの自衛隊機による退避の件で立憲民主党の福山哲郎氏にも忠告したが、「言うは易く行うは難し」ですぞ!
もっと実現性があり、実効性のある対策を考えて出直しなさい!
ちなみに、立憲民主党の福山哲郎氏への「言うは易く行うは難し」の件はこちら
8月28日のブログ記事「立憲民主党の福山哲郎氏 自衛隊によるアフガンからの退避に他国と比較し『なぜわずか1人なのですか』」