ニューズウィーク日本版に「世界の海洋プラスチック廃棄物の9割は、わずか10の河川から流れ込んでいる」という記事があった。

 

2018年の記事だが、なぜ、今頃出会ったのかはよくわからない。

 

そこがインターネットの面白さかもしれない。

 

Newsweek 「世界の海洋プラスチック廃棄物の9割は、わずか10の河川から流れ込んでいる」

 

 

つい最近も、どこの国か定かではないが、ごみ収集車が集めたごみを収集車から直接川に捨てている映像を目にした。

 

埋め立てでもなく、そのまま川に流すという処理方法とは・・・と愕然とした。

 

日本ではごみをそのまま埋め立てることは既に行っておらず、焼却した後の灰を埋め立てているだけで、レジ袋やプラスチックごみがそのまま川に流されることはもちろん、そのまま埋め立てることも無い。

 

 

 

それだけごみ処理方法が確立され徹底されている国で、レジ袋を有料化したところで、地球全体の環境保護にどれだけ役立つのか?と疑問に思っている。

 

レジ袋を有料化し、エコバッグを使うようにしたとしても、ごみ出しの際には何らかの袋に入れて出すので、レジ袋に代わるビニール袋を用意している家庭が増えたことだろう。

 

私は、日本におけるレジ袋有料化、エコバッグ使用は地球環境に微々たる影響すらも与えておらず、環境保護に対する国民の意識を高めたとしても、それすらも上っ面だけの意識でしかないと思っている。

 

そんな「上っ面だけの環境保護活動もどき」や「自己満足でしかない上っ面だけの環境保護意識」だけで、さも、「私たちは地球環境のことを考えています!」、「地球環境のために活動しています!」などと思い込まれてしまうことの方が、本当に意味ある地球環境保護に至らないことになるので、地球環境保護にとっては大きな損害だと考えている。

 

 

 

以前にもブログ記事「東京新聞 上っ面だけの環境保護でしかない「レジ袋有料化」は日本学術会議の提唱がきっかけだとさ」にも書いたように、

 

日本においてはごみ処理が適切に行われており、川や海に存在するレジ袋やマイクロプラスチックは、一部の心無い者によるものか、外海から流れ着いたものがほとんどだ。

 

そんな国においてレジ袋を有料化し、エコバッグを推奨したところで、地球環境への影響はほぼ無い。

 

問題は、ごみ処理の考え方やノウハウ、インフラ整備が整っていない国々に如何に適切に処理してもらうかだ。

 

なので、日本がすべきことは、国内のレジ袋有料化よりも、国外へのごみ処理ノウハウ、技術の提供、支援だ。

 

こちらの方が地球環境保護において圧倒的に効果的だ。

 

上っ面だけの薄っぺらい見方と考え方によるその場しのぎ的なにわか知識と、これまた上っ面だけの無意味な行動だけで、さも、「私は環境保護意識が高い人間です」という上っ面だけの意識と自己満足を持たところで、地球環境にはな~んの役にも立っていませんよ!

 

環境保護に対して意識が高いと自負しているならば、まずは世界各地の環境問題に興味を持ち、地球目線で環境問題を見ることができるようになってから、再度、日本におけるレジ袋有料化が地球環境をどれほど改善させることができるのかを考えてもらいたい。

 

レジ袋を有料化しても、ごみ出しの際に別のビニール袋を使っていては、ビニールごみの総量は変わらないし、街中でのポイ捨てに問題があるなら、ポイ捨てするような人間が律義にエコバック持ち歩くか?まで考えてもらいたい。

 

それよりも、世界の海洋プラスチック廃棄物の9割を排出している国々でのごみ処理について知り、日本にできることを考える方が、地球にとってはありがたいのでは?

 

 

 

そんな主張をしている私はどうなのか?

 

私は高校1年の時に環境問題に興味を持ち、昼休みは毎日図書室で環境問題に関する本や雑誌を読み、より多くの人に知ってもらいたいと思うようになり、部活とは関係ないのだけど文化祭で発表したいと思い、先生にお願いして発表することにし、そのために、当時文書作成に必要だったワープロを先生に借り、マニュアルを読みながらキーボードの打ち方から練習し、使いこなせるようにし、温暖化、酸性雨、オゾン層破壊についての小冊子を作り文化祭で配布したなんてことがありました。

 

もう二十数年前のこと。

 

その頃にツイッターがあったなら・・・

 

その後、当時の環境庁に入るため公務員試験を受け、後は面接ということで、高校時代に作った小冊子を持って人事の人にアポ取りに行ったのだが、慎重にし過ぎて時間をかけたせいか、既に他の人に内定を出した後で、辞退者が出たら連絡するとは言われたが、当時は就職難の時代、辞退する者はおらず、環境庁への入庁は実現せず。

 

人事の人に高校の時に作った小冊子を見てもらった時、「高校生でこれほどのものを作るなんて凄いよ!」と言われたことが救いです。

 

それ以降は別の役所で、内部業務ではあるものの、初めて申請書類を電子化したり、初めて電子印鑑を導入したりして紙の使用量を減らすなど、それなりに環境保護の意識を持ちつつ、その時できることをしてきたつもりです。

 

電子化が遅れている日本の役所において、二十年ほど前に申請書類を電子化したり、電子印鑑を導入するなど、結構先進的なことをしてきたと思う。

 

環境保護のためにも紙の使用量を減らしたいのと、電子化を進めたいという思いでやっていました。

 

今でも地球環境の問題には興味があり、新しい事実が判明する度にチェックしていますが、環境保護に意識の高い皆さんのようにエコバッグを常に持ち歩くことまではできていません。

 

まぁ、外で買い物する機会が少ないのもありますが。

 

もちろんレジ袋はその辺にポイ捨てせず、ごみ出しの際に活用していますが、まだまだ環境保護に意識の高い人には追いついていませんね。まだまだです。

 

 

 

とは言いつつ、

 

なんだか、世の中上っ面ばかり、上っ面だけの自己満足ばかりに思える。

 

上っ面だけでその人を判断するくせに、プロセスを透明化しろと主張したり、もう滅茶苦茶!

 

物事に透明化を望むくせに、人の真意、心までなぜ見ようとしない?

 

世の中、やっていること、言っていることが上っ面だらけで矛盾だらけで滅茶苦茶で薄っぺらい!

 

環境問題だけでなく、物事すべてにおいて。