自動車に詳しい人なら以前から知っていたであろう、石油元売り各社がガソリンを共用していること。
エネオス、出光、昭和シェル、コスモ、キグナスなどのガソリンスタンドで扱っているレギュラーガソリンが、実は皆同じガソリンであるということまでは知っている人が多いかもしれないが、ハイオクガソリンまでもが同じだったということで、毎日新聞がニュースとして取り上げている。
毎日新聞 「ハイオクガソリン、実は混合 『独自開発』のはずが…20年前から各地で」
私は多少自動車関係に興味があるため、レギュラーガソリンもハイオクガソリンも各社同じものだということは知っていた。
ただ、昭和シェル石油(※今は出光昭和シェル)のハイオクガソリン「Shell V-Power」だけは、他社と混合したり共用したりせずに独自に製造しているハイオクガソリンで、他社よりも良さげに思えたことから、スバルのターボエンジン車に乗り始めてからは昭和シェル石油の「Shell V-Power」を使い続けている。
そんな私からしたら、毎日新聞の記事なんて、「今さら?」といった感じでしかない。
それより、出光と合併したことで、今後「Shell V-Power」がどうなるのかが気がかりだ。
昭和シェル石油の「Shell V-Power」までもが他社と同様のハイオクガソリンに変わるのであれば、もはや出光昭和シェルに拘る必要はなくなる。
ひたすら低価格だけを求めて給油するか、あとは、ポイント還元や会員値引きの内容で比較するかだ。
しかし、そうなると実につまらない。
どこのガソリンスタンドで給油しても中身は同じとなれば、ドライバーがガソリンを「選ぶ」とか、ブランドを「選ぶ」という必要が無くなるということになる。
ガソリンスタンドも各社が合併して最近はエネオスばかりが目に付くし、コンビニも各社が合併してセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンばかりで、選ぶ楽しさが減るばかりだ。
日本でのF1人気は落ちているが、F1のイメージが強かった昭和シェル石油の「Shell V-Power」くらいは、他とは違うハイオクガソリンとして残って欲しいものだ。
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