今月23日、SRCでは早くも今年2回目の走行会を開催した。会場はタムタム大宮店で、参戦発表から間もないURDを含む3チームが参加。
今回は再びStudio Uによる撮影も入り、こちらの提供画像も使用している。
当日の天候は晴れ時々曇り、気温13.7℃ 路面10.7℃ 湿度32%。前日の雨により日陰の部分は湿った状態だったが、14時頃にはドライに回復。
コースには同グループの他に3〜4チームが走行。
▲URD TT-02(1) タミヤ540
URDは今回3台ものマシンを持ち込んだ。メインカーとなるTT-02でテストから引き続き慣熟走行。速度を抑えるなど多様な走行を行ない、徐々にペースを改善。
また、現地で大規模なアップデートを敢行。CVAダンパー、ハイスピードギヤ、スポーツチューンモーター、HW製ブラシESCへの換装などで、これらをなんと3チームがかりで一気に完了。
しかし、今度はプロポの遅延が大きく目立つようになり、修正は完了せず。マシンの挙動に慣れる前に終了となった。
「今のところ、周りからのアドバイスのままにマシンは進化し続けている。コース上ではスピードを抑制しながら、マシンはどんどん高速化する矛盾を抱えているが、スキルアップと共に解消するだろう。
まずは走るマシンにする事、そのマシンで慣れる事、これを継続していく。」
▲RDM5 TRF419XR 17.5T
大きく遅れを取る状態となっていたTT-02の打開策として、なんと419XRを再投入したRDM5。
既にセットの出ているマシンで、コースイン直後から極めて速く安定した走りを披露。
この日最終走行で実現したバトルでも、絶好調なチェスターRのTT-02をさらに上回るペースを発揮。緊張感のあるバトルを展開した。
「マシンはとてもクイックで、申し分ない動きだった。これまで常に遅れをとっていたインフィールドも、逆に上回るスピードだった。
タイヤがかなり摩耗していた為に互角のように見えたが、同条件なら間違いなく我々が上だ。」
▲チェスターR TT-02 17.5T
チェスターRは終日サポートに回っていたため、最終盤に2パックのみ走行。
RDM5の419に対抗すべく受信機が変更され、SRモード対応とBEC出力も7.2V仕様に。元々好調なマシンはさらに動きが鋭くなりペースアップ。
しかし、RDM5のスピードはそれをも上回る。僅かなミスに助けられる形で互角の戦いだったものの、今後マシンに慣れてくれば差は拡大するだろう。
「サーボ出力とフィールが変わった事でフロントの動き方が変化し、ターンイン後半がややアンダーだった。しかしそれも僅かな違いでしかなく、我々は確実にRDM5に対して劣勢だ。
さらに速さを生み出すべく、開発は継続される予定だ。」
オンロードコース奥のスペースで簡易的にドリフト走行を実施。
路面はかなり粗目のコンクリートでタイヤの消耗が激しく、埃も多く、継ぎ目の段差によるマシンへの負荷も大きい。
▲URD TT-02(2) タミヤ540
(1)はオンロードカーのタイヤのみ交換、(2)はXBキットにドリフトタイヤとラリーカーボディを乗せただけと、どちらも簡易仕様。
滑りづらいながらもどちらもドリフトは可能で、1パック分の走行を存分に楽しんだ。
「2台目のTT-02は、ひとまず4WDドリフト仕様とする予定だ。他のマシンとの比較ができたので、基本的なデータが得られた。」
▲チェスターR TT-01 10.5T
▲摩耗したドリフトタイヤ
チェスターRもTT-01で走行。マシンは好調だったが、タイヤの摩耗速度が極めて早く、終了時にはペラペラになってしまった。