信濃町 -49ページ目
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創価学会と後藤組の関係

野中(広務)はどうやって学会とのパイプを築いたのだろうか。



ある指定暴力団の元会長は私にこう言った。

「わしの名前を(記事に)出したらあかんで。

公明党の常任顧問に藤井富雄(池田大作名誉会長の側近)というのがおるやろ。

あいつが(山口系の武闘派組長)後藤忠政と密会しているビデオがあるんや。

このビデオを野中たちが握った。

それをきっかけに学会は自民党に取り込まれていくんや」

この指定暴力団の元会長とは会津小鉄の高山元会長のことだと思われる。



小沢一郎の側近、平野貞夫が権藤恒夫(公明党の国対委員長をしていた人で、当時は新進党議員)から「会いたい」と連絡を受けた。

一部略

深刻な顔をした権藤が口を開いた。

「何とか住専予算で妥協する方法はないだろうか」



「ようやく政府を追い込んだというのに、妥協の話はないでしょう。

何があったんですか」
平野がそう言うと、権藤は怒りで顔を歪めながら小声で話し始めた。

「野中さんが会いたいというので久しぶりに会ったんだが、とんでもない話だった。

「公明」(当時は新進党に合流していない公明党参議院議員と地方議員を束ねていた)代表の藤井富雄さんが暴力団の後藤組の組長と会ったところをビデオに撮られたらしい。

そのビデオを自民党側に届けた者がいるということなんだが…」



藤井が山口組きっての武闘派として知られる後藤組の組長・後藤忠正と密会している場面を隠し撮りしたビデオテープがあるというのである。

「脅かされているので妥協したいということなのですか」

平野の問いに権藤が答えた。

「ことは暴力団がからんだ問題だ。

学会も気にしているから放っておけない。

このままだと公明系(の新進党議員)がもたなくなるので、何かいい知恵はないだろうか」

住専国会で新進党切り崩しの材料になった「密会ビデオ」。

その存在が永田町の一部で密かに取りざたされるようになったのは、これより三カ月前の一九五五年(平成七年)十二月ごろのことである。

当時、自民党の組織広報本部長として反学会キャンペーンの先頭に立っていた亀井が「命を狙われている」という噂が流れた。

まもなくその噂を裏付けるように亀井付きのSPが増員され、亀井の車はつねに警視庁の警備車両二台にはさまれて移動する騒ぎになった。

続く
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